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英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
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バスのいい加減さについては再三書いてるけど、さらにもう2つ3つ。え!?まだあんの!?って思うだろうけど、そう、まだあんの。つーか、まだまだある。これこそが本当の『恐怖のロンドンバス』かもね。

普通さ、行き先ってバスの正面に表示されてるじゃん。それは何処でも、日本でも他のどこの国でも同じだと思うんだけど、ロンドンの場合は例えばOxford Circus(オックスフォード・サーカス)行きだったらOxford Circus(オックスフォード・サーカス)って大きく書いてあって、その横にナンバー、そして行き先の上に経由地を少し小さな字で2,3ヶ所、Swiss Cottage(スイス・コテージ)とかBaker Street(ベイカー・ストリート)とか書いてあって、もちろん大概はその通りに行くんだけど、たまにそうじゃないときもあって。

何故かいきなり途中でドライバーが「ここで終点」って乗客に叫んで問答無用でそこで降ろされたり(え!?〇〇まで行くんじゃねーのかよ!!と心で抗議すること数知れず)、さらに信じられないことには途中で急に行き先が変わったり(一応アナウンスはされるけど、でもさぁ…)、単なるバスといえど、かなりなアドベンチャー。観光で来る人はくれぐれも気をつけてください。まぁ観光で行くところって大体センター付近だから、あんまりそういうアドベンチャーなことはないとは思うけど、まぁ一応。

それから、ロンドンにも全部のバス停ではないけど、地下鉄みたいに電光掲示板で次に何のバスが大体何分後に来るかというのがわかるようになってるんだ・け・ど。これも信じてはイケマセン。ほとんど当てにならないからね。だったら設置してる意味ないじゃん。って、まさにその通りなんだけど。でも、極たまにその通りに来る場合もあるから。まぁ何ですか、占いみたいに当たるも八卦、当たらぬも八卦って感じで50:50くらいに考えればいいんじゃないかなぁと(苦笑) すげーいい加減だよねー…。

0e5ae8f4.jpgでも実際その通りだから恐ろしい。前に友達の家に遊びに行った帰りに、C11のバスを待ってたときは、珍しく電光掲示板の表示どおりに来たけど、Old Street station(オールド・ストリート・ステーション)前で243番のバスを待ってたときは、電光掲示板では次のバスから5番目に来るバスまで全部違うナンバーのバスで、243番は15分後って表示されてて、そのときは私ただでさえ遅刻してたから、さらに15分も!?って凄く焦って、いっそ歩いた方が早いかもって思いかけたんだけど、いやいや待て待て。電光掲示板なんて当てにならない。きっと15分も待たなくても来るはずって思いなおした、ちょうどそのときに15分後に来るはずの243番が普通に来たからね。しかも2台続けて(しーん)。あぁやっぱり当てにならなかったって、この場合はラッキーだったんだけど、こうやっていい風に働く場合もあれば悪い風に働くことだって勿論あるわけで。

大分前にCamden Town(カムデン・タウン)で24番のバスを待ってたときは、電光掲示板ではPimlico(ピムリコ)行きが来るって表示されてるくせに!! 実際に来たのはどれも途中までしか行かないバスばっかりで。もう深夜だったから途中で降ろされても困るだけだしと思って最初は乗らなかったんだけど、2台くらい見逃したところで、このままだとずっとPimlico(ピムリコ)行きは来ないんじゃないかってだんだん心配になってきて、結局次に来たVictoria(ヴィクトリア)行きに乗ったんだけど、それでも電光掲示板にはちゃんとPimlico(ピムリコ)行きになってたんだよ。酷いでしょ?一緒に待ってくれてた友達と、絶対に行き先はドライバーが勝手に決めてるよねって。だってそうとしか思えないもん。じゃなかったら、どうして電光掲示板とこんなに違うの。

それと、これまでに2回…3回くらい見たんだけど、正面のバスナンバーと後ろのバスナンバーが違うとかね。一番最初に見たのは友達の家に遊びに行った帰り、Hammersmith(ハマースミス)のバスターミナルで10番のバスを待ってたときで、正面は10番なのに、そのバスが走り去る後ろを見たら23番ってなってた。思わずどっちやねん!!と突っ込んだよ。まぁたぶん正面のナンバーが正しいんだろうけど、にしてもいい加減だよねー。ありえないよ、日本では。

まぁそんな感じで、ロンドンではたかがバスといえども、されどバス。バスに乗るだけでけっこうなアドベンチャーという素晴らしいアトラクションなわけ。運転の荒っぽいドライバーのときに2階の一番前の席に座ると、マジでジェットコースター気分が味わえるしね。ロンドンの道は狭いからホントにぶつかるんじゃないかって超冷や冷やするよ。面白いけど(笑) 友達とAngel(エンジェル)に行った帰りに、そういう荒っぽい運ちゃんのバスに当たってめっちゃ楽しかった。道路を曲がるとき、このまま電灯にぶつかるんじゃないかって真剣に心配したくらい。


◆ Transport for London (ロンドン公共交通機関の公式サイト) ◆
http://www.tfl.gov.uk/ (英語)

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例えば、道を渡りたくて車が途切れるのを待ってるときに、親切な車が止まって道路を渡らせてくれたとき、日本だと軽く会釈して「ありがとう」の気持ちを表すけど、そういうときイギリスではどうすればいいか?

ピムリコハウスに泊まってたときに仲良くなったSさんに訊かれたとき、そういえば私も初めてボーンマスに来たとき、どうすればいいかわかんなくて困ったなぁって思いだしたよ。こういうのって必要な割にガイドブックには載ってないし、一番手っ取り早いのはSさんみたいに他の知ってそうな日本人に訊けばいいんだけど、私の場合は周りに日本人が1人もいなかった上に、そのときの私にはそれを他の外国人やネイティブに訊くだけの英語力もなく、仕方なくせっかく止まってくれても、こっちも「ありがとう」って気持ちを示したいのにも関わらず、どうすればいいかわからないために、ただ黙って横切るという失礼極まりないことを繰り返してて。結局ハウスメイトの韓国人の子と一緒に出かけたときに、ようやくどうすればいいのかがわかって、これからはもう心の中で謝りながら渡らなくてもいいんだってすごくほっとしたよ。

正解は『片手を挙げる』です。こんなの教えてくれないと誰もわかんないよね。で、これと同じでロンドンでのバスの乗り方も知らないとちょっと、いやかなり困るんじゃないかな、と思う。何たって日本と同じで、バス停に立ってれば親切にバスが止まってくれる、なーんて思ってたら、大きな間違い。バス停だよ?バス停でバスを待ってて、バスが素通りするってどういうことよ!?って思うでしょ?でもそれは日本人だけの感覚(だと思う)。日本と同じだと思ってたら酷い目に遭うよ。実際私が何回も痛い目に遭ってるからね。だって誰も教えてくんないんだもん。

知らないがために長い間待ってるのに目の前でバスに素通りされるわ、止まってくれたのはいいけどドライバーに文句言われるわで散々だったよ。でも何でかわかんないからそのたびにムカついたり傷ついたり。でも何度もそんな目に遭っていくうちに、だんだん此処での正しいバスの乗り方がわかってきて、今じゃすっかりバスを乗りこなせるまでになったんだけど。ホント、来たばかりのときは大変だったよ。


そんなわけで『ロンドン版 正しいバスの乗り方』講座。

とにかく、間違っても日本と同じサービスを期待しちゃダメ。日本ではどんなバス停でも人が待ってたら、必ず止まってくれるし、しかもちゃんとバス停の正面に止まってくれるよね?だけど日本ではそういう当たり前のことを、此処でも同じように期待すると私みたいな目に遭う。

まずロンドンにはバス停が2種類あります。日本と同じで、待ってたら必ず止まってくれるCompulsory Stop(コンパルソリ・ストップ)と、バスに乗りたかったら、ちゃんとドライバーに「そのバスに乗りたいよー」と意志表示しないと乗せてくれないRequest Stop(リクエスト・ストップ)。Compulsory Stop(コンパルソリ・ストップ)は白地に赤のマークで、Request Stop(リクエスト・ストップ)は赤地に白のマークでRequest Stop(リクエスト・ストップ)って書いてあるので、自分が待ってるバス停がどっちかっていうのを必ずチェックしましょう。

b435ef15.jpgRequest Stop(リクエスト・ストップ)では、例え人が待ってたとしても、意志表示しないと情け容赦なく素通りされるんで、ほんとに気をつけること。最初のころRequest Stop(リクエスト・ストップ)だと気づかずにバスを待ってて、うっかり意志表示しなかったら(というか遅れた)、ものの見事に目の前を通り過ぎてったからね。しかも、そのあと30~40分くらい次のバスが来なかったというオチまでついて。寒いし、トイレに行きたくなるし、踏んだり蹴ったりだったよ。だからこういう目に遭わないためにもRequest Stop(リクエスト・ストップ)かどうかの確認は必須。

一々意志表示しなきゃいけないなんて面倒だとか不便だって思うかもしれないけど、でもちゃんと意志表示すれば乗せてくれるんだから、それに慣れると、逆に日本みたいに乗るかどうかわからない客のために一々すべてのバス停で止まることがないから凄く楽だよ。うっかり意志表示するのが遅くて目の前で行かれたときは、これが日本ならって思ったけどね(笑) でも合理的だと思うよ。一々止まらないからガソリンの節約や時間の短縮にもなるしね。

それにRequest Stop(リクエスト・ストップ)に限らず、Compulsory Stop(コンパルソリ・ストップ)でも、みんな普通に意志表示してるし。別にしなくても止まってくれるとは思うけど、何だろ。基本的にみんなドライバーを信用してないのかも(笑) それか、どのバス停でも意志表示しとけば間違いはないって思ってるか。後者のがありえそうだよね。なので、Request(リクエスト)、Compulsory(コンパルソリ)の区別なく、どのバス停でも意志表示しとけば問題ないってことだね。

で、肝心の意志表示だけど、すごく簡単。片手を道路と水平に挙げるだけ。ただし、ちゃんと乗りたいバスのドライバーに見えるようにしないとダメだよ。ドライバーに見せないと意味ないからね。人によってはドライバーに気づいてもらうために大きく手を振ったりもしてるし、要はドライバーに乗りたい意思が伝われば何でもいいんだけど。ずっと手を挙げ続けてる必要はないんだけど(挙げててもいいけど)、何度も言うように乗りたいバスのドライバーに見せてね。

そして、もう1つ大事なこと。ロンドンはまさに縦横無尽、あらゆる方面にバスが走ってて、特にセンター付近はバスだらけ。Oxford Street(オックスフォード・ストリート)なんてほんと凄いよ。1つのバス停に色んなナンバーのバスが次から次へと来る。Selfridges(セルフリッジ)付近からOxford Circus(オックスフォード・サーカス)までほぼバスで埋め尽くされてるのを見たのは1回や2回じゃないからね。上空から見たらさぞかし凄い光景だろうなって思うよ。

そんなわけで、例えば私がいつも待ってるOxford Circus(オックスフォード・サーカス)のユニクロ前のバス停。全部で8方面のバスがそのバス停に止まるんだけど、だから大抵何台か続けて来たりするのね。まぁ何番でもいいけど、じゃあ例えば10番と189番と13番が一緒に来た場合、私が乗りたいのは13番。本来のバス停からだと3台目のバスはまだかなり距離があるよね。これが日本だと13番がバス停の正面に来るのを待ってると思うんだ・け・ど。

しかぁーし!! ロンドンでそんな悠長なことをしようものなら、乗る意思なしと見なされて普通に目の前を素通りされるからね。この場合いくら片手を挙げて意志表示をしてもムダ。バスは止まってなんかくれません。(意志表示をするのが)遅い、次を待て、だよ。だから何台か続けて来た場合、自分が乗りたいバスが何処で止まって扉を開けて乗客を乗せるか見極めないといけない。稀に、とっても親切なドライバーの場合、バス停のかなり手前で1度乗客を乗せて、もう1回バス停の目の前でも止まってくれるときもあるけど、それは基本的に期待しない方がいい。とにかくバス停まで距離があろうがなかろうが、バスの扉が開いて乗客を乗せ始めたら走って其処まで行ってバスに乗った方いい。っていうか、そうしないと置いていかれる可能性大。

私は1度こっちに来てまだ間もない頃、Tottenham Court Road(トッテナム・コート・ロード)とLeicester Scuare(レスター・スクエア)の中間くらいのバス停で24番のバスを待ってたとき、バス停のかなり向こうで乗客を乗せてるのが見えたけど、バス停の前でも止まってくれると信じて疑わず(まだ日本の感覚だったから)、バス停の前で待ってて、結果的に親切にもドライバーは私を乗せるためにバス停の正面でまた止まってくれたんだけど、私が乗るときに文句言ってきた、というかたぶん注意されたんだと思う。そのときは何で怒られたのか全然わからなくて、ただショックだったんだけど、今なら止まったときにちゃんと乗れってことだなってわかる。

ロンドンは道が狭いくせに交通量が多いから、そう何度も止まったら、ただでさえあちこちで渋滞起こしてんのに凄く迷惑だよね。わかるけどさ、でももう少し優しく言ってくれたらよかったのに。小心者だからドキドキすんだよ。


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いやー参った。やられた。まさかまさかあそこで来るとは。大ショックだよ。もーほんと運が悪かったとしか云いようがないけど、腹が立つというか、いや腹はもう今更立たないから何で今!?と悲しくなるというか。

昨日さ、Old Street(オールド・ストリート)まで行ったんだよ。夕方に。私の家の辺りからOld Street(オールド・ストリート)までは、バスだとOxford Circus(オックスフォード・サーカス)で1回乗り換えて、大体1時間強、まぁそれほど遠くはないんだよね。でも昨日は何故か朝からお腹の調子がよくなくて。これが後々大変な事態を引き起こすんだけど、生理が近いのかなーくらいであんまり気にしてなかったんだよ。

でも今から考えると、昨日はどうも何かにつけて間が悪いというか、何事もスムーズに行かなかった気がする。だから昨日は行かない方がよかったのかなぁなんて、ふと帰りのバスで思ってたんだけど、でも最後だったしなぁ。友達が1人、急遽今月末に日本に帰ることになったんだよね。当初は10月頭までいる予定だったんだけど、色々あって今月で帰ることに。仲良かったからすごく残念だし淋しいけど、人それぞれ事情があるから仕方ないよね。

でも別に昨日がその子と最後ってわけじゃなかったんだけど、昨日を逃したら、あとは日曜日のノッティングヒル・カーニバルだけになるから、やっぱり会っておこうと思って、正直あんまり気乗りしなかったし、実はギリギリまで行くかどうか迷ってたけど、結局行くことにしたんだよ。6:30に待ち合わせで、そろそろ準備して行こうかなって、一応待ち合わせ時間の確認しようと数日前に送られてきたテキストメッセージを開いて、そこに次の落とし穴が待ってたわけ。

時間は6:30で合ってたんだけど、待ち合わせ場所を完全に誤解してた…!! いつもOxford Circus(オックスフォード・サーカス)のTOP SHOP(トップ・ショップ)前だったから、今回もてっきりそうだと思い込んでて。でもよくよく見たら、何とOld Street station(オールド・ストリート・ステーション)前って書いてあるじゃん!! やっばい、Oxford Circus(オックスフォード・サーカス)なら30分くらいで着くから6時ちょっと前に出ればいいやってのんびりしてたらOld Street(オールド・ストリート)!! 絶対ま に あ わ な い。

慌てて家を飛び出してバス停に走ったものの、目の前で13番と113番のバスに行かれちゃって(3度目の間の悪さ)、しょうがないからそのあとに来た82番に乗ってセルフリッジまで行って、そこで113番に乗り換えて、で終点のOxford Circus(オックスフォード・サーカス)で今度は55番に乗り換え…ようとしたんだけど、55番が来ない来ない来ない…待つと来ない罠ここで発動ですか…!!(4度目の間の悪さ)。

どうしようと思ったけど、55番しかOld Street(オールド・ストリート)に行かないし、仕方ないから早く来てって心の中で祈りながらひたすら待ったよ。で、ようやく来た55番のバスに飛び乗って(15分くらい待ったかなぁ?)Old Street station(オールド・ストリート・ステーション)前まで行って、そこで243番のバスに乗り換えて、やっとレストランに辿り着いて無事に食事した、まではよかったんだ・け・ど。

その辺からまた忘れてたお腹が痛みだして。あぁ何かやばいなぁ、大丈夫かなぁなんて思ってたんだけど、しばらくしたらすーっと痛みが引いていったから、またそのことを忘れちゃったんだよ。で、食事のあと場所を変えてパブに行ったんだけど、雨が降ってたんだよね。最初は小雨だったからまぁいいかって傘ささないで歩いてたんだけど(誰もさしてないし。でもたぶん、それがよくなかった)、だんだんひどくなっていって。で、途中から傘さしたんだけど、その時点ですでにけっこう濡れてたから焼け石に水というか何というか。

しかも着いたパブで温かい飲み物を頼もうとしたら、夜はジュースかアルコールしかサービスしてないって云われて、パイナップルジュースを飲んだのがまたいけなかったと思う。ここでせめてあったかいホット・チョコレートでも飲んでいれば…!!(もう何度目からわからない間の悪さ)

で、しばらく喋って10時すぎに、じゃあそろそろって別れたんだけど、此処からがいよいよ魔の時間帯突入で。友達と別れる直前、本日2度目の目の前で55番のバスに行かれ(今、思えばこのとき頑張って走ればよかったよ)、あーあ…なんて思いながら、でもまぁそこまで深く考えずに次を待ってたんだけど、これまた2度目の次のバスが来ない来ない来ない…待つと来ない罠、再び発動!!

やっぱあのとき走ればよかったかなぁって思いはじめたとき、やっと次のバスが来て、あぁよかったって乗ったんだけど、此処からが長かった…!! 前置きがずいぶん長くなったけど、此処からが今回のタイトルの「恐怖のロンドンバス」の始まり始まりー♪って、こんな明るく云ってられないんだけどね、実際は。

バスに乗って停留所を2,3つ過ぎたときにパトカーのサイレンが聞こえてきて、でもロンドンではそんなのしょっちゅうだから気にも留めてなかったんだけど、そのパトカーがバスの横を通り過ぎ、そして気づいたらバスがうんともすんとも動かなくなってて、あれ?これはもしかして前のOxford Street(オックスフォード・ストリート)みたいなことになってるのでは…なんてドキドキしてたら、厭な予感大当たりっ!! ロンドンに来て2回目の道路全面封鎖だよ…

日本では信じられないけど、此処では平気で道路を全面封鎖するからね。しかも、それがかなり長い。幸か不幸か(ってか、確実に幸ではないよね)前に1度全面封鎖を経験してたので(その話はまた別の機会に)一旦こうなったらどうしようもないことがわかってたから渋々バスを降りたんだけど、もう辺りは真っ暗。しかもまったく知らない、此処が何処かわからない、どうやって帰ればいいかもわからない!!

そんな場所に突然放りだされて、これがロンドン来たてとかだったら確実に泣いてたね。でもちょっと心細かったけど。でもだからと云って、どうしようどうしようっておろおろしてても家には帰れないんで(私もほんと強くなったよ)、とりあえず機能してるバス停を探して歩き始めて、でも暗いし、知らない場所だし、方向感覚なんて全くなかったけど、封鎖してなかったらバスが向かってた方向に歩いていったら、封鎖してる向こう側の角を曲がったところにバス停を見つけて。

でも、そのときすでに別の大変深刻な問題が勃発してて。そう、朝からずっと調子が悪かったお腹が、此処に来てとうとう物凄く痛んできたんだよ。すぐにバスが来ればよかったんだけど、此処でもまた待つと来ない罠に嵌り、バスがまったく来ない。周りは別に繁華街でもないからお店とか全部閉まってて、トイレを借りられるところもないし、どうしよう、もうTube(チューブ)で帰ろうか(Tubeの駅は其処から歩いて5~6分)、でもなぁなんて迷ってるうちにもどんどん痛みはひどくなって、とうとう限界に。

さすがにもうこれ以上は無理!!ってところで、とるものもとりあえず向かいのパブに駆け込み、トイレを借りることができたんだけど、ほんっとーに危なかった…。親切なお姉さんとお兄さん、ほんとにほんとにありがとう。パブはもう閉まってたんだけど、まだ電気がついてて人がいるのが見えたから、もしかしたらって飛び込んだんだよね。本当に助かった。ありがとうありがとう。最後にお兄さんが「Good night(おやすみ)」って声かけてくれて、外国で人の親切に触れた夜でした。

って、主題はこれじゃなくって、バスだよ、バス。っつーか、ここまで書いて思ったけど、スコットランドヤードも問題か!? そもそも道路を全面封鎖までする必要があるのかって思うし、全面封鎖までしなかったらバスはちゃんと動くし、そしたら私もあんな目に遭わなかっただろうし。ってことは、もしかして「恐怖のロンドンバス」じゃなくて、「恐怖のスコットランドヤード」!?

や、でもいくら全面封鎖されてるからって、いきなり変な場所で乗客降ろさなくてもいいよね、とか迂回路探せばいいじゃん、とかやっぱりバスにも思うところはあるわけで。結局そのあと4番のバスでAldwych(オールドウィッチ)まで行って、そこから13番に乗り換えたんだけど、Aldwych(オールドウィッチ)でもしたたか待たされて、家に着いたときにはもう心底ぐったりだったよ。時間にして2時間強、通常の倍だよ、倍。それだけあればコーチでボーンマス行けちゃうね。ほんと長い夜だったよ。疲れた…。


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というのは、ロンドン在住者なら、もはや常識になっている(と思う)ロンドンバスのこと。

ロンドンのバスは今まで利用者にはすごく不親切だったから(行先や、次の停留所のアナウンスや表示が一切ない)観光で来る人はあまり乗らないだろうけど、めちゃくちゃいい加減。まぁそんなのバスに限ったことじゃないけどさ。ほんと海外で生活すると日本の素晴らしさをしみじみ感じるよ。日本では当たり前のことが、此処では全然当たり前じゃない。日本って何てすごいんだって1日1回は思うね。

それはさておき、ロンドンバスだけど。私がロンドンに来たのは5月29日で、それから日本人専用ゲストハウスに泊まってフラットを探したんだけど、まぁその話はまた今度するとして、最初のうちはバスに乗ったことがなかったからTube(チューブ=地下鉄)を利用してたのね。Tube(チューブ)は高いし(オイスターを使ってるとはいえ、初乗り料金世界一!!)、景色は見られないしで、バスに慣れてからはほとんどバスで移動するようになって、学生オイスターでバスパスを手に入れてからはTube(チューブ)は一切乗らなくなったよ。

バスは確かに時間がかかるけど(ロンドンの道は狭いから基本どこかで渋滞に引っかかる)、ロンドンの街並みが見られるし、特にダブルデッカー(2階建てバス)の2階の一番前の席はロンドンの素晴らしい景色が一望できるから大好き♪ 陽射しが強いとき以外は、空いてたら絶対前に座るもん。それでぼーっと景色を眺めてる。バスに慣れたら、ほんとTube(チューブ)には乗りたくないね。しょっちゅう止まるし(ロンドンのありえない地下鉄事情についてはまた別の機会に書きます)、地下だから空気が悪いし。

だからもし家族や友達が遊びに来たら、絶対にバス移動を勧める。というか、私がTube(チューブ)に乗りたくないから必然的にそうなるんだけど。でも絶対そっちの方がいいって。観光バスなんかに乗らなくても普通のバスで十分。最初の方にバスは行先や、次の停留所の表示やアナウンスがないって書いたけど、今はかなり改善されつつあるし。ロンドンに着いてしばらくは本当に降りるときに苦労したけど、今は大体のバスでちゃんと表示もアナウンスもされるからすごく楽。まぁ中にはまだ何の表示もアナウンスもないバスも走ってるけど、でもこれから4年後のオリンピックに向けてどんどん改善されていくでしょう。

で、そんな一見いいことずくめのバスなんだけど、やっぱりRubbish(ラビッシュ=最低)なんだよねー。時間がめちゃくちゃいい加減なんだよ。大体どのバスも平均6分~12分間隔で走ってる、ということになってるんだ・け・ど。これがその通りになってる試しがない。しかも自分が待ってるバスに限って何ー故ーか、かなりの確率で来ないという。つまり、それがタイトルの「待つと来ないロンドンバスの罠」というわけ。待ってないときは2台も3台も続けてバンバン来るくせに、いざ待ってると腹が立つのを通り越して仏のように悟りの心境に達するほど来ない。20分や30分なんてザラで、ひどいときには40分、50分くらい待つことだってあるからね。特に深夜とか。

そうそう、これもまたロンドンバスのいいところなんだけど、ロンドンではバスが24時間走ってるの。すごいでしょ?めっちゃ便利だよ。だからパブとかクラブとかで夜中まで遊んでても全然平気。タクシーなんて使う必要なし!! 余計な出費がかからないから凄くいいよ。ボーンマスにいたときはクラブに行ったら、絶対に帰りはタクシーだったからね。ロンドン最高!!

とは言うものの、深夜は昼間に輪をかけてバスが来ないのもまた事実で。たまーにラッキーな感じですぐに来ることもあるんだけど、そういうのは本当に稀。大抵は早く来ないかなぁと願いながら待つ。ひたすら待つ。昨日はOld Street(オールド・ストリート)から55番のバスを待ってて、本当に運よくすぐに来てくれて嬉しかったけど、金曜日にOxford Circus(オックスフォード・サーカス)で13番のバスを待ってたときは20~30分待ったね。時刻表には深夜は15分間隔くらいで来るってことになってるのに、だよ? まぁ今更そんなことではもう驚きも怒りもしないけどね。ほんと、忍耐力付いたよ。


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