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英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
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5日目。この日から3日間はいよいよ花の都パリです。前回はS氏と一緒だったから心強かったけど、今回は初心者2人。しかも2人ともフランス語なんて読めない書けない話せないの3拍子だから、行く前からけっこうドキドキだったけど、予想通り色々と大変だったよ。でもそれはそれで面白かったけどね。それにみんなとても親切だったし。やっぱりパリ最高!! また行きたい♪

さてさて、パリまでは午前5時25分St. Pancras(セント・パンクラス)発のユーロスターに乗って約3時間。Paris Nord(パリ北駅)に着いたのは午前9時17分(現地時間。ロンドンと1時間の時差があるので)で、予定通り。前回のブログで書いたとおり、私はユーロスターの中で爆睡だったんだけど、もう少しでパリに到着するってところで目が覚めたとき、窓の外に何やら白いものが見えて嫌~な予感を覚えた瞬間、妹が「Kaoloonちゃん、雪降ってるよ」。

あぁー…気のせいだと思いたかったのに…。幸い、雪はそれ以上降ることはなく、溶けていったからよかったけど、そのままユーロスターに乗ってロンドンに戻りたくなったもんね。妹はロンドンの方が寒いって言ってたけど、何言ってんですか…!! ロンドンの方がめっちゃあったかいっちゅーの!! 東京と比べたらそりゃ寒いけど。でも11月にベルギーに行ったときも思ったけど、大陸の方がmuch colder(めっちゃ寒い)だよ!! 私もそう思ったし、ブリティッシュの友達もみんなそう言ってるよ。

とは言え、パリが素敵な街なのに変わりはないけど。初日のこの日は、まずホテルに荷物を置きに北駅からメトロでSt. Paul(サン・ポール)へ。チェックインは(確か)1時~って言われたので、とりあえず荷物を預かってもらって、そこからお腹を満たすべく隣駅のHôtel de Ville(オテル・ド・ヴィル)へ。お目当ては3年前に初めて行って以来、すっかりファンになったLe Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)。ベルギーに本店がある天然酵母のパン屋さんです。

てっきりフランスのパン屋さんかと思ってたら、ベルギーのパン屋さんだったのね。しかもヨーロッパを中心にアラブ圏やアメリカにも支店があって、この間バスでSouth Kensington(サウス・ケンジントン)を通ったときに駅前にLe Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)のお店を見つけて、あれ?イギリスにもあるんだーなんて思ってたら、その後Hampstead Heath(ハムステッド・ヒース)でも見つけて、今サイトを見たら、他にも数店舗あったよ(笑)

ここはほんとにパンが美味しくてねー。しかも、それだけじゃなくてジャムやハチミツ、チョコレート・クリームなんかもめちゃくちゃ美味しいの。私はここで朝食メニューしか食べたことがないから、他はわからないんだけど、朝食メニューはお勧め。3切れのパンとクロワッサン1つに、ジュースと珈琲がついてるセットで、パンやクロワッサンにはテーブル上に予め用意されてるジャムやハチミツを好きなだけ付けてもいいの。

でも3年前は全部で10種類くらい用意されてたのに、今回行ったときはジャム2種類とチョコレート・クリーム、ハチミツだけだったのが残念。ここでもクレジット・クランチの影響!? わかんないけど、ちょっとがっかりだった。それでも前回と同じく、今回もめちゃくちゃお腹いっぱいになったよ、というか、今回も食べきれなかった…。前回食べきれなかったから、今回は頑張ろうと思ったんだけどね。でも妹は完食して、さらに私の残したパンも食べてくれた。ありがとう。

ところでこの朝食メニューを食べるまでが実は一苦労で。というか、笑い話と言うか。何せ前回はぜーんぶSさんに任せっきりだったので、お店に入ってメニューを見たところで、はたと大変な事実に直面。フランス語が読めない…!! どれが朝食メニューなのか、さっぱりわかんないんだよ。たぶん落ち着いて見れば、もしかしたらこれかな?って推測できたかもしれないけど、とにかくパリに着いて最初に入った店で、初めてフランス語メニューを見たもんだから、私も妹もかなりパニックに陥っちゃって。

どれが朝食メニューか訊こうにもフランス語ができないし。って、英語で訊けばいいんだけどさ。冷静じゃないから、何故かフランス語を話さなきゃって思いこんじゃって。2人してメニューを見ながら、どうしようどうしようって焦ってるときに、ふと隣を見たら中年カップルが朝食メニュー食べてるじゃん…!! それ、それだよ、私たちが食べたいのは!!

だけど、それをどうやって伝えていいのかわからない。だからと言って、このままメニューと睨めっこしてても何時まで経っても朝食にはありつけない。困った。どうしよう。そして追いつめられた私が取った行動は…

“I'd like to eat the same one.(同じものをください)”

って言って隣を指差したんだねー。瞬間、隣のカップルも、私たちの向かいに座った中年カップルも、スタッフのお姉さんも、この子、今何か面白いこと言った!!って感じで大爆笑。かーなーり恥ずかしかったよ。でも、だってそれしか言葉が出てこなかったんだもん。いやもうみんなに笑いを提供できて本望だよ。実際、それで何か場が和んだ気がするしね。

そのあと、スタッフのお姉さんが「朝食を食べたいの?」って英語で訊いてきて。だから最初から素直に英語で朝食を食べたいんだって言えばよかったっつーんだよね。余計な恥をかいたよ。まぁいいけどさ。で、お姉さんが詳しく説明してくれて(もちろん英語で)、ようやく朝食を食べることができたというわけです。

それからシテ島に渡って、S氏から勧められたSainte chapelle(サント・シャペル)にステンドグラスを見に行ったんだけど、残念ながら閉まってて(理由は忘れちゃった。スタッフ?が観光客に英語とフランス語で説明してたんだけど)中に入れず。仕方がないのでSainte chapelle(サント・シャペル)は諦め、そのままCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)へ。

3年前にCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)に行ったときは時期が中途半端だったからか(11月始め)、そんなに混んでなくてすぐに中に入れたんだけど、今回行ってびっくり。物凄いQueue(キュー=列)…!! 着いてすぐはCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)の外観の写真を撮ってたから、そのLong queue(長い列)に気づかなかったんだけど、いざ中に入ろうという段階になって、え?もしかしてこれ並んでるの…?って愕然。

幸い、回転が速かったから列の長さの割にさっさと中に入れたけどね。やっぱり時期が時期だからかなぁ。びっくりしたよ。そしてCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)はやっぱり綺麗でした。それからSaint-Germain-des-Prés(サンジェルマン・デ・プレ)を散策しつつJardin du Luxembourg(リュクサンブール公園)まで。でも公園内は遮るものがないから風がびゅうびゅう吹きさらしで寒かったから、長くいられなかったんだけどね(苦笑)

で、一旦チェックインしにホテルへ戻り、少し休んでから橋を渡ってすぐのサン・ルイ島へ。サン・ルイ島をぷらぷら歩いてたら、3年前にS氏と入った食べ放題のお店(Nos Ancêtres les Gaulois)を発見し、妹に教えたら、ぜひ行ってみたい!!って言うので、この日の夕食はそこで決まり。でもまだ時間が早かったので(午後7時開店)、目に付いたカフェでクレープを食べ、そのあとは7時までウィンドウショッピングをして時間を潰して、やっと店に入れたときは体は冷え切ってるわ、お腹空いてるわでテーブルの野菜に速効齧りついたよ(笑)

でも前回の反省を踏まえ、前菜のブッフェは食べる量を控えたけどね。前回は前菜のブッフェと野菜の籠だけでコースが終わりだと勘違いしてたから、メインが来る前に食べまくっちゃって、肝心のメインがほとんど食べられなかったんだよね。そのあとのチーズの盛り合わせも勿論食べられず。フルーツの盛り合わせは何とか食べたけど。でも苦しかった…

だから今回はあとのことを考えて控えたはずなんだけど、野菜が美味しくってさ。ついつい手が出て、やっぱりかなりお腹が膨れ…でもメインは完食したよ。チーズも2切れほど食べたし(笑) フルーツも半分以上食べたかな。最後のデザートは妹がプリン、私がタルト(あれ?逆だったっけ?)を頼み、大満足でお店をあとにしました。

蛇足。このお店で妹がトイレに行ったときに、厨房スタッフにかなり揶揄われたんだって。私は行かなかったからわからないんだけど、トイレがけっこう奥にあって、しかも相当わかりにくいらしく、トイレの場所を訊こうと厨房に行ったら、そこにいたスタッフが「厨房(ここ)はトイレじゃないよー」と妹を揶揄い、いや、そんなことは妹だって百も承知だけど、フランス語ができないから、妹はこの店にはトイレがないのかと思い、え?え?って戸惑いつつ、仕方なく席に引き返そうとしたら、「こっちだよ」ってようやく教えてくれたそう(笑)

でもねー前回来たときも思ったけど、このお店ってすごく雰囲気がいい。スタッフもとてもフレンドリーだし(フランス語わからんっちゅーのに、平気でフランス語でガンガン話しかけてくるし。隣のテーブルで食べてたカップルの女性の方が英語を話せて、親切にも全部通訳してくれたからよかったけど、そうじゃなかったら何言われてるのかもちんぷんかんぷんで答えようがないっつの)、お客さんもみんな感じがいいし。それに3年前と同じく弾き語りのおじいさんが来た!! 今回はおじいさんが来たときには半分以上食べ終わってたから、おじいさんの歌をあんまり聴けなかったんだけど、再会できて嬉しかったな。

それと最後に。私、パリにはSelfridges(セルフリッジ)で買ったAllSaints(オールセインツ)のワンピを着て行ったのね。せっかくのパリだからお洒落しようと思って。だからこの店にも当然そのワンピで行ったんだけど、そしたらお店のスタッフみんなが「そのドレス素敵だね」って褒めてくれたのー!! 寒いの我慢して着て行った甲斐があったよ。やっぱりお洒落は我慢です(笑)


◆ Hôtel Sévigné (オテル・セヴィニエ) ◆
http://www.le-sevigne.com/ (仏・英)


◆ Le Pain Quotidien (ル・パン・コティディアン) ◆
http://www.lepainquotidien.com/ (数言語対応ですが、日本語はありません)


◆ Nos Ancêtres les Gaulois (読み方がわかりません) ◆
http://www.nosancetreslesgaulois.com/ (仏・英・西・独・日)

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だいぶ時差が… 
今頃パリ旅行の記録を呼んでます^^

パリ初日は雪だったのね~珍しい。

Le Pain Quotidien行ってきたんだね!
そうそう!あそこのメニューはオールフランス語だったね。。大変だったね~
でも、無事に注文できて食べられてよかったよかった。
あんなにいっぱい食べられたジャム類が減ってたんだね。そりゃ残念だわ。

Nos Ancêtres les Gaulois(ノ ザンセットル レ ゴロワ)にも行けたんだね~
あの店、雰囲気いいよね。また行きたいなー
ちなみに前行ったときも、スタッフは何かとからかってたよ。
S 2009/04/14(Tue)00:34:02 EDIT
なるほど! 
Nos Ancêtres les Gauloisはそう読むのね。英語はまだ知らない単語でも何となく推測がつくけど、他言語はさっぱり。特にフランス語は発音が難しいからねー(^^;)

このお店はほんとにいつ行っても楽しくていいね。スタッフも来てるお客さんも感じがよくて、とってもリラックスできる。

パリの人たちは冷たいってよく聞くけど、前回もそうだったけど、今回の旅行でも出会った人たちはみんなフレンドリーで親切で、一体どの辺が冷たいの?って感じだったよ。

フランス語がわかんなくて戸惑ってたら、周りの誰かが英語で通訳してくれたり。ますますパリが好きになったよ。

ところでブログに書き忘れたんだけど、Nos Ancêtres les Gauloisのブッフェの値段が38ユーロから41ユーロに値上がりしてたよ。でもその分ユーロが安くなったから逆に少し安くなった!?
Kaoloon 2009/04/15(Wed)07:56:16 EDIT
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