今日もまた油断したところにカウンターパンチを食らったので、記念にここに記しておきます。これを読んだら、嘗て7つの海を支配した、素晴らしきグレート・ブリテンでの暮らしが、いかに面白おかしいものか、わかるんじゃないかな。
まず1つめ。今日、私は金曜日でバスパス(定期券)が切れたから、新しくバスパスを買わなきゃいけなかったんだよ。土日は家にいたから、バスパス買わなかったんだよね。バスパスは地下鉄の駅でなら、どこでも買えるので、私もバスパスが切れると、学校に行く前に家の近くの駅に寄って買ってたんだけど、今日はそこで最初の洗礼を浴びたんだよ。
いつもと同様、ちょっと早めに家を出て駅のチケット・オフィス(窓口)に向かったまではよかったんだけど、そこから先に信じられないことが待ち受けてたんだよね。ちなみに、私の家の最寄駅の窓口って一応2つあるんだけど、両方とも開いてるところって見たことがない。常にどっちか1つだけ。もしかして利用客が多いセンター付近の窓口だと全部開いてるのかもしれないけど、少なくともうちの近くの窓口はいつも1つだけ。
じゃあ何で2つあるんだろうって不思議に思うけど、まぁ日本と違って、こっちの人は基本的に働かないからね。今更そんなことでは腹も立たないけど、両方とも閉まってるとなると、大問題だよ。2つある窓口が2つとも閉まってるの。はぁ!?何これ。どういうこと!?って近くの案内板で窓口の営業時間を確認したら、ちゃんと朝の7時?8時だったかな?から開きますよーって書いてある。なのに、カーテンが閉まってんの!!
時刻は11時半。明らかに開始時間はとっくに過ぎてるよね。私、何回も時計確認しちゃったよ。もしかして何らかの理由で(どうせ下らないことに決まってるけど)一時的に閉まってるだけで、しばらくしたら開くのかもしれないけど、私にはそんな悠長にいつ開くかわからない怠惰な窓口を待ってる余裕はなく。
学校よりも有意義な時間が過ごせるって思えば、いくらだって学校休むけど、こんな下らない理由なんかで絶対に休みたくなかったから、仕方ないから少し距離があるけど、もう1つの駅に行くかって足を向けたところで、そっちよりももっと近くに駅があることを思い出し、そっちの駅の方が進行方向だから、そのままバスに乗ればいいしってことで、急いでそっちに向かったのね。
でも、その駅に着くまでに2台のバスに抜かされて、本来ならあのバスに乗れてたはずなのにって、この国に住んでる以上、この程度のことで怒っても無駄だってわかりつつも、やっぱりムカムカしながら駅に着いたら、そこの駅の窓口はサービスとは無縁の、めっちゃくちゃ無愛想なお姉さん?おばさん?だった。
私が“Hello”から始まり、“1ヶ月のバスパスください”って言って学生オイスターカードを差し出し、お金を払って新しくチャージされたオイスターカードを受け取るまで、お姉さん?おばさん?からは一切言葉なし。最初から最後までひたすら無言。朝から何か嫌なことでもあったのか。いつもの駅のスタッフは大抵愛想がいいので、私も最後カードを受け取ったときは必ず、“Thank you”って言うんだけど、今回はさすがに私も最後は無言で受け取り、さっさとバス停に向かったよ。
もしかしてロンドンに来てすぐの頃だったら、このおばさんの無愛想極まりない対応に怖いって思ったかもしれないけど、今はもう普通。そっちがそういう態度なら、こっちもそれなりに対応するだけ。向こうが無愛想なのに、こっちが愛想よくする必要なんてないもんね。あぁこういう人なんだなぁって何とも思わなくなった。強くなったなぁ、私も(笑)
で、2つめ。そんなわけで今日は出がけから何だかツイてないなーなんて思ってたら、帰ってきてからがもっとツイてなかった。イギリスではよく物が壊れるんだけど(そもそも製品の性能がよくないんだろうね)、学校から帰ってきて自分の部屋の明かりを点けたら、数分してからいきなりバチッと音がして、明かりが切れた。
最初は電球の寿命かと思って、取り換えるの面倒くさいなぁ。新しい電球ってどこに置いてあるんだろう、なんて考えてたんだけど、部屋の明かりが点かないから、代わりに廊下の明かりを点けようとしたところ、廊下の明かりも点かないことに気づき、あれ?もしかして…って試しに私の部屋の周りの明かりを片っ端から点けてみたところ、どれも点かない。
もしかしてブレーカーが落ちたのかなぁって思って、家の中を調べてみたんだけど、ブレーカーの場所がわからない。他の電気系統を制御してる機械がある場所は知ってるんだけど、そこを下手に触って、もっととんでもないことになったら怖いし。でも玄関やキッチン、トイレ、リヴィングルームの明かりは点くから、ブレーカーが落ちたってわけでもなさそうだし、電灯の回線がおかしいのかな?って思ってたんだけど、やっぱりブレーカーだったよ。
日本ってブレーカーが落ちたら、家中真っ暗になるけど、こっちって幾つかに分けられてんのね。や、そうじゃない家もあるのかもしれないけど、少なくともこの家は家の右半分と左半分で2つブレーカーがあった。大家さんは今演奏旅行に出かけていて家にいないから、近くに住んでる大家さんの娘さんに、家の半分の明かりが点かないんだけど、どうすればいい?ってテキストしたのね。
最初は自分で何とかしようとしたんだけど、結局どうしようもなかったから。ブレーカーの場所もわかんないし、もしかしたら別の原因かもしれないしね。そしたらテキストしてから2時間後くらいに彼女から電話があって、ブレーカーの場所を教えてくれて、そこを見たら、やっぱり落ちてた。
で、ブレーカーを上げたら、瞬時に今まで真っ暗だった家半分の明かりが点いて、ほっと一安心。しかぁーし!!私の部屋だけがやっぱり暗いまま。当初の推測どおり、私の部屋のは電球の寿命でした。何でかはわかんないけど、電球が寿命になると、一緒にブレーカーも落ちるみたい、この家。いや、こっちの家はみんなそうなのかもしれないけど。
ってなわけで電球の交換だよ。電球の交換って日本にいるときから面倒くさいって思ってたのに、こっちの家って日本と違って天井がすごく高いから椅子程度じゃ電灯に届かないんだよね。しかも私、ちっさいし。でも明かりがないと不便でしょうがないし、代わりに誰かがやってくれるわけでもないので、仕方なく梯子を持ってきて、電球を取り外し、新しい電球を付けたんだけど、こっちはほら、蛍光灯じゃなくて白熱灯なもんだから、もんのすごく手間取ったよ。
そもそも外すのがめちゃめちゃ大変で。単に回して外せばいいと思ってたら大間違い。途中で全く動かなくなって泣きそうになったよ。このまま外れなかったらどうしようって半泣きになりながら電球と格闘すること、10分、15分くらい?ようやく外れたときはほんとにほっとしたよ。
外れた電球の形状から、どうやって付ければいいかはすぐにわかったので、新しいのを付けるのは簡単だったけど、いやー疲れた。まさか夜の10時過ぎに電球と延々格闘する羽目になるとはね。しかも前のは100Wだったからけっこう明るかったんだけど、置いてあった電球のなかに100Wはなくて、75W以下しかなかったもんだから、前よりちょっと暗いしね。
でもまぁ私の部屋には幸い電気スタンドが2つあって、両方とも点ければかなり明るいので、しばらくはそれで代用します。

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