忍者ブログ
英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

7日目。パリ最終日。毎月第1日曜日は美術館がタダになるという情報をS氏に教えてもらったので、頑張って朝からMusée du Louvre(ルーブル美術館)へ。私たちが着いたときはまだ人がまばらだったのに、逆ピラミッドの前で写真を撮ってるほんのちょっとの間に人が増えて、写真を撮り終えてさぁ入ろうかって振り返ったら、もんのすっごいqueue(列)ができてて、ぎょえー!!

やっぱりタダの日は違うね。「モナ・リザ」も「ミロのヴィーナス」も有名どころはどこも人がいっぱいで。特に「モナ・リザ」は辿りつくまでが大変だったよ。でもせっかく来たんだから近くまで行かないと、何しに来たんだかって感じだから、人ごみ嫌いなのでうんざりしたけど(好きな人なんていないだろうけど)、頑張った。別に「モナ・リザ」は個人的にはそれほど興味ないんだけどね(苦笑) でもまぁ有名だから一応。レオナルド・ダ・ヴィンチは好きなんだけど。

でもダ・ヴィンチだったら、「岩窟の聖母」と「洗礼者ヨハネ」、「最後の晩餐」が好き。「岩窟の聖母」と「洗礼者ヨハネ」はこれで見たから、今度はイタリアに「最後の晩餐」を見に行かないとね。でも「岩窟の聖母」はロンドンのナショナル・ギャラリーにもあって、こっちも見たと思うんだけど、まるで覚えてないのは何故?今度また見に行かないと。

Musée du Louvre(ルーブル美術館)は混雑してたし、そのあと予定もあったから有名どころだけを押さえてさらっと周ったんだけど、それでも恐ろしく広いから意外に時間がかかって、Musée du Louvre(ルーブル美術館)を出たのは昼過ぎ。そこから歩いてSt. Paul(サン・ポール)まで戻り(ほんとは途中にあるBoulangerie Julien(ブーランジェリー・ジュリアン)っていうパン屋さんでパンを買いたかったんだけど、日曜日はお休みだったので食べられなかった。残念!!)、昼食は昨日と同じくまたもやCafé des Musées(カフェ・ド・ミュゼ)へ。

新しいお店に行くのももう面倒だったし、最後にもう1度彼に会いたかったってのもあるし(笑) それにしてもやっぱりここは落ちつくなー。料理も美味しいし。しかもお店が意外に広いことも判明。何と地下もあったの。私たちがお店に着いたとき、ちょうどお昼時だったから人がいっぱいで、かなり待たなきゃいけないかなって心配してたら、年配のギャルソンが「こちらへどうぞ」って案内してくれたのが地下だったの。えー!地下もあったんだーって、しかもけっこう広い!!

金髪碧眼の彼はこの日もやっぱり私たちのテーブルにサーブしてくれなかったけど(別に私たちが彼に避けられてるわけではない)、大満足ですよ。代わりに長身の彼がサーブしてくれたし。面白かったのが、食後に珈琲を頼んだときに、うっかり「Café(カフェ)」って言っちゃったのね。別にいいじゃんって思うかもしれないけど、パリで「Café(カフェ)」って注文すると、エスプレッソが出てくるんだよ。エスプレッソは濃いからあんまり好きじゃない私たちは、いつもCafé Crème(カフェ・クレーム=カフェ・ラテのこと?)を頼んでたのね。

なのに、うっかり「Café(カフェ)」って言っちゃったから、さぁ大変。妹が慌てて「Café Crème(カフェ・クレーム)!! Café Crème(カフェ・クレーム)!!」って必死に訂正。それがたぶん相当可笑しかったんだろうね。長身の彼がくすくす笑いながら、「Café Crème(カフェ・クレーム)はいい選択ですね、マダム」って言ってくれたの。妹は「マダム」って言われた!!って大喜びしてたよ。それにしても、さらりとそういうことを言えるって、さすがフランス男というか、これが日本人だったら「わかりました」くらいしか言わないよね、きっと。

あーやっぱフランス人好きだなー。外見だけじゃなく、そういうことさらりと言える気質が好き。ほんと、どこかで格好いいフランス人と出会わないもんかな。やっぱロンドンじゃなくて、パリに行かないとダメか。冗談じゃなく、いっつもそんなことばっか考えてるよ(笑) 

Café des Musées(カフェ・ド・ミュゼ)でパリでの最後の食事を終えたあとは、ユーロスターの時間まで北マレをウィンドウ・ショッピング。前回はS氏のあとにくっついてっただけだから全然わかんなかったけど、北マレってとってもお洒落な地区なんだよ。東京で言ったら代官山みたいな感じ。お洒落な路面店がたくさんあって、見てるだけで楽しい。Aubade(オーバドゥ)の路面店もあったし。

そして前回お土産を買った、学習能力のない店員(でも超絶美形)がいたESTEBAN(エステバン)で、今回もまたお土産を買って。残念ながら、彼はもういなかったけど。もしかしたら…ってちょっと淡い期待を抱いてたんだけどね。まぁもう3年も経ってるし。

ギリギリまで北マレで時間を潰し、それでも乗り遅れたら大変だから余裕を持ってParis Nord(パリ北駅)に向かったんだけど(どこまでも日本人/笑)、早めに行ってよかったよ。Paris Nord(パリ北駅)に着いたら、すでに長い列ができてんの。本当はチェックインまでにパンでも買ってユーロスターの中で食べようって話してたんだけど、買いに行く時間もなく。結局家に着くまで何にも食べられなかったよ。


◆ Musée du Louvre (ルーブル美術館) ◆
http://www.louvre.fr/ (仏・英・日)


◆ Boulangerie Julien (ブーランジェリー・ジュリアン) ◆
http://www.maisonjulien.fr/ (フランス語)


◆ Café des Musées (カフェ・ド・ミュゼ) ◆
http://www.gnavi.co.jp/world/europe/paris/w335011/ (ぐるなび海外版)


◆ ESTEBAN (エステバン) ◆
http://www.esteban.fr/ (仏・英)

http://www.esteban.co.jp/ (日本語)

拍手

PR
6日目。パリ2日目。唐突だけど、私は個人的にフランス人(あと北欧系)がめちゃめちゃ好みというか、タイプです。なので、パリに着いて以来、格好いいパリジャンと道ですれ違ったり、見かけたりしては、妹と「今の人、格好よかったねー」とキャーキャー言って喜んでいたわけなんだけど、この日今回の旅行で一番の美青年と遭遇しました。

前回のパリ旅行の一番の美青年はESTEBAN(エステバン)のスタッフの学習能力のない子だったんだけど(でもホントに綺麗な顔してて、めっちゃ可愛かったの!!)、今回の一番の美青年はCafé des Musées(カフェ・ド・ミュゼ)のギャルソン。彼を見た瞬間、「あの人、めっちゃ格好いい!!」と妹と声を揃えたね。金髪碧眼で、少し長い金髪を後ろで1つに結んでるの。身長はそんなに高くはないんだけど(こっちの人にしては)、正統派美青年。

おかげで彼が私たちのテーブルの傍を通るたびに、私のテンションが上がったという(笑) 残念ながら、私たちのテーブルに彼がサーブしてくれることはなかったんだけど。妹がずっと私を撮る振りをして彼を撮れば、とか言ってたんだけど、カメラをずっと構えてるのも変だし、彼が通った瞬間に構えたら、彼を撮ってるってバレバレだしね。

いっそ「一緒に写真撮ってください」って、旅の恥はかき捨てで直接頼もうかという案も出たんだけど(それくらい格好よかったの!!)、フランス語で何て言っていいかわかんなかったし(別に英語で頼めばいいんだけどさ)、お店自体忙しかったので、そんなこと頼むと顰蹙買いそうって思って諦めました。まぁ何より頼む勇気が出なかったんだけどね。

このお店には他にもう1人、彼ほどの美青年ではないけど素敵なギャルソンがいて、彼は私たちのテーブルを2回くらいサーブしてくれたかな。ちなみに、こっちの彼はダークヘアでかなりの長身。そしてお澄ましさんだった(笑) 別に無愛想ってわけではないよ。もちろん感じが悪いわけでもない。何だろうな。人見知りって感じ?それは美青年の彼も同じなんだけど。でも、だからね、彼らが笑ってくれたときはすっごく嬉しくて。お店を出たあと、妹と「笑ってくれたねー!」って、これまたキャーキャー言って、年甲斐もなくはしゃいでた(笑)

ってなわけで、この店が私の一番のお気に入りになったのは言うまでもないんだけど、実のところ、それだけが理由じゃなかったり。このお店ね、とっても料理が美味しいの。しかもリーズナブルで量もたっぷり。雑誌にパリで一番コストパフォーマンスがいい店って紹介されてたけど、本当にそう。そして店の雰囲気もとてもいい。スタッフが全員とってもフレンドリーなんだよね。すごく居心地がいいの。だから、もし私がパリに住んでたら、絶対に常連になったね。そして彼と仲良くなる!!(笑)

Café des Musées(カフェ・ド・ミュゼ)でお腹を満たして目の保養をしたあとは、Lafayette Gourmet(ラファイエット・グルメ)へ。S氏から教えてもらったパリで有名なジェラートのお店、Berthillon(ベルティヨン)目当てに行ったんだけど、実は私、肝心のBerthillon(ベルティヨン)の名前を記憶してくるのをすっかり忘れちゃって、全然思い出せなかったのね。S氏はサン・ルイ島にあるって言ってたから、サン・ルイ島を歩き回ったときに探したんだけど、見つけられず。

でもそれだけ有名なお店なら、きっとLafayette Gourmet(ラファイエット・グルメ)に入ってるだろうって期待して行ったんだけど、食べたのはBerthillon(ベルティヨン)ではなく、Amorino(アモリーノ)のジェラート。と言うのは、何をどうしてもBerthillon(ベルティヨン)が思い出せなくて、S氏が教えてくれたのはAmorino(アモリーノ)だって勘違いしたからなんだよねー。

でもAmorino(アモリーノ)もとっても美味しかったよ。日本だとアイスの種類で値段が変わるけど(例えば1種類だったら300円で2種類だったら500円とか)、Amorino(アモリーノ)ではカップの大きさで値段が決まってて、アイスは何種類選んでもいいの。お姉さんが何種類?って質問に、私は思わず2種類って答えちゃったんだけど、妹はしっかり3種類頼んでたからね。マロンとキャラメルとチョコだったかな?私は確かマロンとキャラメル。濃厚で甘くて大変美味でした。今思えば、もう1回くらい食べればよかったな。

今回の旅行については大満足だったけど、ただ1つ心残りなのがスウィーツをほとんど食べなかったこと。自分たちでも信じられないけど、超甘党の私たちがスウィーツを食べるのをすっかり忘れてたんだよね。最終日になってようやくケーキを食べてない!!って気がついたんだけど、時すでに遅し。日曜日ってパリはそんなにお店が開いてないし、ルーブル美術館に行かなきゃいけなかったから時間もなかったし。おかげで思ったよりも太らなかったけどね。

話を戻して。ジェラートの次は、いよいよ今回の旅行の最大の目的であるフランスの高級ランジェリーを買いに、隣のPrintemps(プランタン)へ。今思えば、行く順番間違ってる気がしないでもないけど(笑) それはともかく。私の誕生日が4月、妹の誕生日が9月。私は5月末に来英したので、妹に誕生日プレゼントをまだあげてなくて、今回のパリ旅行で誕生日プレゼントを買うつもりだったのね。

そしたら妹が4月の私の誕生日プレゼントも先に渡しておくって言いだして(4月に会えないから)、それじゃあってことでお互いにランジェリーをプレゼントすることになったんだけど、いやーほんと高級ランジェリーってたっかいね!! それでも妹に言わせると、日本で買うよりは全然安いそうだけど、普段そんな下着なんて買わないから気が遠くなりそうだったよ。

だから、さすがにどのブランドもデザインが凝ってて可愛かったけどね。で、その中でも妹が選んだのがAubade(オーバドゥ)で、私が選んだのがLise Charmel(リズ・シャルメル)。欲を言えば、同じデザインのビスチェも欲しかったけど、そんなお金はどこにもない、と。っつーか、例えばビスチェも買ったとして、そんなのどこに着てくねん、誰に見せるねんって話だけど、そりゃもちろん自己満足ってヤツですよ(笑) そういうの着てるだけで、気分が盛り上がるもんじゃない?

無事に目的を果たして、さぁ次はどこに行こう?ってなったんだけど、私の脚がもう限界に達しちゃって。スニーカーを履いてたらまだまだいけたんだろうけど、ブーツだからすぐに疲れちゃってさ。妹は平気だったので申し訳なかったんだけど、一旦ホテルに戻って少し休むことにして、お土産にLafayette Gourmet(ラファイエット・グルメ)でLadurée(ラデュレ)のマカロンを買って、ホテルに戻りました。

で、この日の夕食はこれまた雑誌に料理が美味しいと紹介されてたホテル近くのカフェ、Camille(カミーユ)へ。初めは別のカフェに行ったんだけど、そこは満席で、しかも満席だからってこっちの都合も訊かずに勝手に同じ系列?の別のレストランに案内されたので、そっちは断って(だってレストランだと割高なんだもん!! しかもメニューが少なかったし)、急遽Camille(カミーユ)にしたんだよね。

でもCamille(カミーユ)にして大正解!! 私も妹も肉料理を頼んだんだけど、めちゃくちゃ美味しかったの。お肉がとっても柔らかかったし、ソースがまた肉に合ってて絶妙で。特にハチミツのソースが素晴らしかった。ハチミツだから甘いんだけど、信じられないくらい美味しいの!! 付け合わせのポテトも美味しかったし。しかも量たっぷり。レストランで本格フレンチもいいけど、カフェの料理もお勧めです。今回は2人とも肉料理だったけど、次回また来ることがあれば、魚料理も食べてみたいな。


◆ Café des Musées (カフェ・ド・ミュゼ) ◆
http://www.gnavi.co.jp/world/europe/paris/w335011/ (ぐるなび海外版)


◆ GALERIES LAFAYETTE (ギャラリー・ラファイエット) ◆
http://www.galerieslafayette.com/ (フランス語)

http://www.galeries-lafayette-paris.com/japanese/ (日本語)


◆ Amorino (アモリーノ) ◆
http://www.amorino.fr/ (フランス語)


◆ La Maison Berthillon (ラ・メゾン・ベルティヨン) ◆
http://www.berthillon.fr/ (フランス語)


◆ Printemps (プランタン) ◆
http://www.printemps.com/ (フランス語)


◆ Aubade (オーバドゥ) ◆
http://www.aubade.com/ (仏・英・独)


◆ Lise Charmel (リズ・シャルメル) ◆
http://www.lisecharmel.com/ (仏・英)


◆ Ladurée (ラデュレ) ◆
http://www.laduree.fr/index_en.htm (フランス語)


◆ Camille (カミーユ) ◆
http://www.french-code.com/table_camille.html (日本語)

拍手

5日目。この日から3日間はいよいよ花の都パリです。前回はS氏と一緒だったから心強かったけど、今回は初心者2人。しかも2人ともフランス語なんて読めない書けない話せないの3拍子だから、行く前からけっこうドキドキだったけど、予想通り色々と大変だったよ。でもそれはそれで面白かったけどね。それにみんなとても親切だったし。やっぱりパリ最高!! また行きたい♪

さてさて、パリまでは午前5時25分St. Pancras(セント・パンクラス)発のユーロスターに乗って約3時間。Paris Nord(パリ北駅)に着いたのは午前9時17分(現地時間。ロンドンと1時間の時差があるので)で、予定通り。前回のブログで書いたとおり、私はユーロスターの中で爆睡だったんだけど、もう少しでパリに到着するってところで目が覚めたとき、窓の外に何やら白いものが見えて嫌~な予感を覚えた瞬間、妹が「Kaoloonちゃん、雪降ってるよ」。

あぁー…気のせいだと思いたかったのに…。幸い、雪はそれ以上降ることはなく、溶けていったからよかったけど、そのままユーロスターに乗ってロンドンに戻りたくなったもんね。妹はロンドンの方が寒いって言ってたけど、何言ってんですか…!! ロンドンの方がめっちゃあったかいっちゅーの!! 東京と比べたらそりゃ寒いけど。でも11月にベルギーに行ったときも思ったけど、大陸の方がmuch colder(めっちゃ寒い)だよ!! 私もそう思ったし、ブリティッシュの友達もみんなそう言ってるよ。

とは言え、パリが素敵な街なのに変わりはないけど。初日のこの日は、まずホテルに荷物を置きに北駅からメトロでSt. Paul(サン・ポール)へ。チェックインは(確か)1時~って言われたので、とりあえず荷物を預かってもらって、そこからお腹を満たすべく隣駅のHôtel de Ville(オテル・ド・ヴィル)へ。お目当ては3年前に初めて行って以来、すっかりファンになったLe Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)。ベルギーに本店がある天然酵母のパン屋さんです。

てっきりフランスのパン屋さんかと思ってたら、ベルギーのパン屋さんだったのね。しかもヨーロッパを中心にアラブ圏やアメリカにも支店があって、この間バスでSouth Kensington(サウス・ケンジントン)を通ったときに駅前にLe Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)のお店を見つけて、あれ?イギリスにもあるんだーなんて思ってたら、その後Hampstead Heath(ハムステッド・ヒース)でも見つけて、今サイトを見たら、他にも数店舗あったよ(笑)

ここはほんとにパンが美味しくてねー。しかも、それだけじゃなくてジャムやハチミツ、チョコレート・クリームなんかもめちゃくちゃ美味しいの。私はここで朝食メニューしか食べたことがないから、他はわからないんだけど、朝食メニューはお勧め。3切れのパンとクロワッサン1つに、ジュースと珈琲がついてるセットで、パンやクロワッサンにはテーブル上に予め用意されてるジャムやハチミツを好きなだけ付けてもいいの。

でも3年前は全部で10種類くらい用意されてたのに、今回行ったときはジャム2種類とチョコレート・クリーム、ハチミツだけだったのが残念。ここでもクレジット・クランチの影響!? わかんないけど、ちょっとがっかりだった。それでも前回と同じく、今回もめちゃくちゃお腹いっぱいになったよ、というか、今回も食べきれなかった…。前回食べきれなかったから、今回は頑張ろうと思ったんだけどね。でも妹は完食して、さらに私の残したパンも食べてくれた。ありがとう。

ところでこの朝食メニューを食べるまでが実は一苦労で。というか、笑い話と言うか。何せ前回はぜーんぶSさんに任せっきりだったので、お店に入ってメニューを見たところで、はたと大変な事実に直面。フランス語が読めない…!! どれが朝食メニューなのか、さっぱりわかんないんだよ。たぶん落ち着いて見れば、もしかしたらこれかな?って推測できたかもしれないけど、とにかくパリに着いて最初に入った店で、初めてフランス語メニューを見たもんだから、私も妹もかなりパニックに陥っちゃって。

どれが朝食メニューか訊こうにもフランス語ができないし。って、英語で訊けばいいんだけどさ。冷静じゃないから、何故かフランス語を話さなきゃって思いこんじゃって。2人してメニューを見ながら、どうしようどうしようって焦ってるときに、ふと隣を見たら中年カップルが朝食メニュー食べてるじゃん…!! それ、それだよ、私たちが食べたいのは!!

だけど、それをどうやって伝えていいのかわからない。だからと言って、このままメニューと睨めっこしてても何時まで経っても朝食にはありつけない。困った。どうしよう。そして追いつめられた私が取った行動は…

“I'd like to eat the same one.(同じものをください)”

って言って隣を指差したんだねー。瞬間、隣のカップルも、私たちの向かいに座った中年カップルも、スタッフのお姉さんも、この子、今何か面白いこと言った!!って感じで大爆笑。かーなーり恥ずかしかったよ。でも、だってそれしか言葉が出てこなかったんだもん。いやもうみんなに笑いを提供できて本望だよ。実際、それで何か場が和んだ気がするしね。

そのあと、スタッフのお姉さんが「朝食を食べたいの?」って英語で訊いてきて。だから最初から素直に英語で朝食を食べたいんだって言えばよかったっつーんだよね。余計な恥をかいたよ。まぁいいけどさ。で、お姉さんが詳しく説明してくれて(もちろん英語で)、ようやく朝食を食べることができたというわけです。

それからシテ島に渡って、S氏から勧められたSainte chapelle(サント・シャペル)にステンドグラスを見に行ったんだけど、残念ながら閉まってて(理由は忘れちゃった。スタッフ?が観光客に英語とフランス語で説明してたんだけど)中に入れず。仕方がないのでSainte chapelle(サント・シャペル)は諦め、そのままCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)へ。

3年前にCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)に行ったときは時期が中途半端だったからか(11月始め)、そんなに混んでなくてすぐに中に入れたんだけど、今回行ってびっくり。物凄いQueue(キュー=列)…!! 着いてすぐはCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)の外観の写真を撮ってたから、そのLong queue(長い列)に気づかなかったんだけど、いざ中に入ろうという段階になって、え?もしかしてこれ並んでるの…?って愕然。

幸い、回転が速かったから列の長さの割にさっさと中に入れたけどね。やっぱり時期が時期だからかなぁ。びっくりしたよ。そしてCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)はやっぱり綺麗でした。それからSaint-Germain-des-Prés(サンジェルマン・デ・プレ)を散策しつつJardin du Luxembourg(リュクサンブール公園)まで。でも公園内は遮るものがないから風がびゅうびゅう吹きさらしで寒かったから、長くいられなかったんだけどね(苦笑)

で、一旦チェックインしにホテルへ戻り、少し休んでから橋を渡ってすぐのサン・ルイ島へ。サン・ルイ島をぷらぷら歩いてたら、3年前にS氏と入った食べ放題のお店(Nos Ancêtres les Gaulois)を発見し、妹に教えたら、ぜひ行ってみたい!!って言うので、この日の夕食はそこで決まり。でもまだ時間が早かったので(午後7時開店)、目に付いたカフェでクレープを食べ、そのあとは7時までウィンドウショッピングをして時間を潰して、やっと店に入れたときは体は冷え切ってるわ、お腹空いてるわでテーブルの野菜に速効齧りついたよ(笑)

でも前回の反省を踏まえ、前菜のブッフェは食べる量を控えたけどね。前回は前菜のブッフェと野菜の籠だけでコースが終わりだと勘違いしてたから、メインが来る前に食べまくっちゃって、肝心のメインがほとんど食べられなかったんだよね。そのあとのチーズの盛り合わせも勿論食べられず。フルーツの盛り合わせは何とか食べたけど。でも苦しかった…

だから今回はあとのことを考えて控えたはずなんだけど、野菜が美味しくってさ。ついつい手が出て、やっぱりかなりお腹が膨れ…でもメインは完食したよ。チーズも2切れほど食べたし(笑) フルーツも半分以上食べたかな。最後のデザートは妹がプリン、私がタルト(あれ?逆だったっけ?)を頼み、大満足でお店をあとにしました。

蛇足。このお店で妹がトイレに行ったときに、厨房スタッフにかなり揶揄われたんだって。私は行かなかったからわからないんだけど、トイレがけっこう奥にあって、しかも相当わかりにくいらしく、トイレの場所を訊こうと厨房に行ったら、そこにいたスタッフが「厨房(ここ)はトイレじゃないよー」と妹を揶揄い、いや、そんなことは妹だって百も承知だけど、フランス語ができないから、妹はこの店にはトイレがないのかと思い、え?え?って戸惑いつつ、仕方なく席に引き返そうとしたら、「こっちだよ」ってようやく教えてくれたそう(笑)

でもねー前回来たときも思ったけど、このお店ってすごく雰囲気がいい。スタッフもとてもフレンドリーだし(フランス語わからんっちゅーのに、平気でフランス語でガンガン話しかけてくるし。隣のテーブルで食べてたカップルの女性の方が英語を話せて、親切にも全部通訳してくれたからよかったけど、そうじゃなかったら何言われてるのかもちんぷんかんぷんで答えようがないっつの)、お客さんもみんな感じがいいし。それに3年前と同じく弾き語りのおじいさんが来た!! 今回はおじいさんが来たときには半分以上食べ終わってたから、おじいさんの歌をあんまり聴けなかったんだけど、再会できて嬉しかったな。

それと最後に。私、パリにはSelfridges(セルフリッジ)で買ったAllSaints(オールセインツ)のワンピを着て行ったのね。せっかくのパリだからお洒落しようと思って。だからこの店にも当然そのワンピで行ったんだけど、そしたらお店のスタッフみんなが「そのドレス素敵だね」って褒めてくれたのー!! 寒いの我慢して着て行った甲斐があったよ。やっぱりお洒落は我慢です(笑)


◆ Hôtel Sévigné (オテル・セヴィニエ) ◆
http://www.le-sevigne.com/ (仏・英)


◆ Le Pain Quotidien (ル・パン・コティディアン) ◆
http://www.lepainquotidien.com/ (数言語対応ですが、日本語はありません)


◆ Nos Ancêtres les Gaulois (読み方がわかりません) ◆
http://www.nosancetreslesgaulois.com/ (仏・英・西・独・日)

拍手

4日目は前回のブログを読んでわかるとおり、朝まで踊ってたので、めっちゃ疲れてて、しかも次の日の早朝パリに向けて出発するから1日家でゆっくりしてました。どうせお店も(クリスマスほどではないけど)そんなに開いてないし。でも近所のスーパーは休みなのが予めわかっていたから大晦日のうちに食糧を買っておいて。

昼くらいに起きだしてご飯食べて、お風呂入って。お風呂ってもシャワーだけど(笑) そのあとはほんとのんびりしてたなぁ。まぁお正月って通常日本ではコタツに入ってテレビ見て、お雑煮食べてダラダラしてるもんだけどね(笑) そういや元旦は「地獄の釜も釜休め」ってお風呂に入っちゃいけないらしいけど、今調べたら地獄の釜がお休みなのは元旦じゃなくて16日なのね。「地獄の釜の蓋が開く」って言うんだって。知らなかったー。

それはともかくとして。次の日のロンドン発パリ行きのユーロスターは午前5時25分発で、30分前にはチェックインしなきゃいけないから、遅くても4時50分くらいには着いていなきゃいけない。家からSt. Pancras(セント・パンクラス)までは地下鉄で10分強~15分弱なんだけど、問題は。そんな早朝から地下鉄が動いてるかってことで。

調べたら、案の定始発は5時台。無理だっつーの。5時前に着いてなきゃいけないのに5時台の地下鉄なんか乗ってられないよ。ってことで、24時間動いてるバスで行くしかないわけだけど、バスだと一旦センターまで出て、そこからSt. Pancras(セント・パンクラス)を通るバスに乗り替えなきゃいけないから時間がかかるんだよね。

しかもそんな時間帯はバスの時間が読めない。だから一体どれくらい時間がかかるかわかんないんだよ。交通量自体は全然ないからバスに乗ってしまえば早いんだけど、バスがいつ来るかわかんないから怖い。ってなわけで、絶対に乗り遅れるわけにはいかないから(パリに行けなくなっちゃうよ!!)、3時に家を出ることに。だから2時起きだよ。

そのために9時くらいに寝たんだけど、実は大晦日から大家さんの姪とその友達が家に滞在してて、彼女たちが12時過ぎに帰ってきたんだけど、その音で私は目が覚めちゃって、それから一睡もできなくて結局2時までベッドの中で起きてたんだよね。だからユーロスターで爆睡だったけど。パリに着いたとき、もう着いたの?もう少し寝かせてくれ~って思った(笑)

話を戻して。2時に起きて準備して、予定通りに3時に家を出て、最寄りのバス停に向かい、そこでバスを待つこと10分強。かなり待たなきゃいけないかなーって覚悟してたんだけど、思ったよりずっと早くバスが来て一安心。普通だったら30分かかる道のりを全然車が通ってないから半分くらいの時間でセンターまで着き、St. Pancras(セント・パンクラス)行きのバスに乗り換えたんだけど、ここでも割とスムーズに乗り換えられて、最終的にSt. Pancras(セント・パンクラス)に着いたのは4時過ぎ。

だからまぁ結果的に1時間で行けたんだけど、こうやってバスがちゃんと来るかわかんないからね。早めに行動するに越したことはないよ。でも、おかげでユーロスターのゲートが開くまで寒い構内でかなり待たなきゃいけなかったけど。暖房なんて親切なものはないから、ほんと寒かったよ。外よりは若干マシってなだけ。朝食も買ってユーロスターで食べようと思ったけど、お店も開いてないし。

4時半過ぎたころだったかな?パン屋さんが開いて、みんなそのお店に殺到してた(笑) もちろん、私たちもパンを買ったよ。焼きたてではなかったけど、美味しかったよ。フランスのパン屋さんだった。お店の人がフランス人だったので。だから思わず、最後に「Thank you(サンキュー)」じゃなくて「Merci(メルシー)」って言ったよ(笑)

しっかし、このフランス語でけっこう苦労したよ。フランス語ができないばっかりに色々と可笑しなことを言って、パリを笑いに包んできました。そんな私と妹の珍道中は次回のブログで。いかに初めてのパリ旅行はS氏に頼ってたかを思い知らされたよ。ほんと3年前はありがとね、Sさん。

拍手

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
Kaoloon
HP:
性別:
女性
職業:
ライター
趣味:
リサーチ
自己紹介:
世界1周バイヤーにクリックして下さった方、ありがとうございました。残念ながら、今回は1次審査にはパスしなかったけど、またこういう機会があったら、チャレンジしようと思います!
最新コメント
[04/15 Kaoloon]
[04/15 Kaoloon]
[04/15 Kaoloon]
[04/15 Kaoloon]
[04/14 S]
ブログ内検索
最新トラックバック
アクセス解析
Template and graphic by karyou
忍者ブログ [PR]