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英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
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氷の部屋に戻ったら、ちょうどベッドから降りてきたMが「おかえり」って出迎えてくれたんだけど、その顔色はすごく悪くて、Brugge(ブルージュ)で見送ったときより明らかに悪化してて。訊けばBrugge(ブルージュ)で私たちと別れたあと、急激に体調が悪化してホステルに帰るまでに2回も吐いたとか。薬を飲んだだけでも気持ち悪いって言ってて、風邪のときは暖かくして睡眠を取るのが一番なのに、肝心の部屋は極寒。こんなんじゃ治るどころか、悪化するの当たり前だよ。

幸い、Mはカイロを持ってきてたので(私も持っていけばよかったよ。旅行の準備してたときに、持って行こうか迷って、まぁいっかって持って行かなかったんだよね。今後は万一に備えて必ず持っていきます!!)、小さかったけどそれで何とか暖を取ってその晩は凌ぎ、そしてそれが何とか功を奏して、心配してた翌朝には、もちろん全快とはいかなかったけど、奇跡的に回復して、心底ほっとしたよ。

とは言え、日曜日のBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)は曲がりなりにも一国の首都だと言うのに、ほとんどのレストランが閉まってるという驚愕の事実。ただでさえ病み上がりで、まだ調子の良くないMと寒風吹きすさぶ中、開いてるレストランを探して歩きまわりながら、「(ベルギーは)経済大国にはなれんね」って。日曜日に平気で休んでるようじゃ無理だよ。もっと働きなさい、君たち。って、別に経済大国になりたいなんて思ってないのかもしんないけどさ。

とにかくMが本調子じゃないもんで身体に優しい食べ物=アジア系のレストランを探しまわり、ようやく開いてるチャイニーズ・レストランを見つけたときは、まさに地獄に仏。ほとんど泣きそうだったよ、嬉しくて。それにしてもベルギーのレストランってけっこう高い。まぁそんなにお店を知らないってのもあるだろうけど、ロンドンの方がよっぽど安く食事ができるよ。それでいて、別にそんな感動するほど美味しくもないし。私たちのチョイスが下手だったのかもしれないけどさ。まぁそうかもね。何せ寒くてレストラン選びに時間かけてられなかったから。

2人ともお腹に優しい麺を注文して、内側から身体をじっくり暖めたあと、この日のメインにして唯一の観光、Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)へ向かったんだけど、この辺からどんどん雪が降りはじめ、Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)に着いたときには一面銀世界。しかも私さ、前日のBrugge(ブルージュ)で傘が壊れちゃったので(風が恐ろしく強かったから)、差しにくいったらなかったよ。もちろん、ロンドンに帰って速効新しい傘を買いました。

それはともかくとして。Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)は素晴らしかったよ。王立なだけあって展示作品数も多くて、そのせいで全部を見る時間がなくってさ。古典美術館の方は制覇したんだけど、近代美術館は碌に見ないうちに閉館時間になっちゃって、ほんとに残念だた。マグリット見たかったのになぁ(マグリット美術館に行こうと思ったくらい、マグリット好き。結局時間がなくて行けなかったけどさ)。やっぱりまたベルギー来なきゃダメか!?私。

そんなわけで最後のMusees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)も消化不良で終わっちゃって。どこまでもイマイチな私たち。一体この旅行でどんな悪いことをしたっていうの、私たち。酷すぎる…。しかも前述したとおり日曜日はほとんどのレストランが閉まってるってことは、つまり普通の店も閉まってるってことで。最終日にお土産を買おうとした私たちを嘲笑うかのように明かりの灯ってない店、店、店…。

あまつさえ、駅のショッピングセンターすらも2,3店舗が営業してるのみ。ほんと、ありえないよ。最後の最後までこれですか。今回の旅行はほんと何かがおかしい。ここまで総てが上手くいかないと笑えてくるよね。っていうか、もう笑うしかないっていうか。しょうがないからかろうじて開いてる駅のショッピングセンターのお土産ショップでGaller(ガレ)のチョコレートバーを多めに買い、それをみんなに分けることに。もうね、選んでられないから。ほんと、初日か散々歩きまわったBrugge(ブルージュ)で買っとけばよかったよ。失敗したー。

でも、信じられないことにこれで終わりじゃなかったんだよ。「遠足は家に帰るまでが遠足」って言うけど、今回の旅行の場合はまさにEurostar(ユーロスター)に乗るまでが旅行で、いやー大変だった。まず、Eurostar(ユーロスター)の発着駅を勘違いしてて。Eurostar(ユーロスター)の発着駅はBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)なんだけど、MがBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)とBruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)は同じ駅だと勘違いしてたんだよ。

私は違う駅だって知ってたんだけど、Mが勘違いしてるって気づかなかったから、2人でBruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)まで行っちゃって(でも当然Bruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)にはEurostar(ユーロスター)カウンターなんてないから、おかしいと思って歩いてるお姉さんを捉まえて訊いたら、Eurostar(ユーロスター)の発着駅はBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)よって教えられて。

そこから急いでBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)へ向かう途中、Mが「Bruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)とBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)は違う駅なんだねー」って、そこで初めてMが勘違いしてたことが発覚。時刻はすでに6時過ぎてました。私たちのEurostar(ユーロスター)の発車時刻は6時59分で、30分前にはチェックインしなきゃいけないから、かーなーりギリギリの時間。

でも私は何故か発車時刻を勝手に7時半くらいだと勘違いしてたから、その時点では全然慌ててなかったのね。逆にMが急いでるのを別にそんな急がなくても、なーんて思ってたんだ・け・ど。Mに1等席のチェックインは20分前までだから最悪それまでに着けば大丈夫だよって付けくわえられて、え?私たちの電車って何時発?ってチケットを確認したら6時59分発ってプリントされてて、ってことは…もしかしてこれってけっこうやばい?って、ようやく内心焦りはじめたんだよね(苦笑)

でもまぁ無事に30分以上前にチェックインカウンターの前に着いて、よかった、間に合ったってほっとしたのも束の間。チェックインカウンターがめっちゃくちゃ混んでて、スタッフが入場を制限してたんだよ。でもさ、普通ならここで電車の時刻が迫ってるのに、出国手続きも入国手続きもできないってなったらめちゃくちゃ焦るんだろうけど、私は全部の客の手続きが終わるまで電車は待ってくれる、なーんて日本人的に都合良く勘違いしてたから全然焦らなかったのね。

もちろん、ここは日本じゃないので実際は待ってなんかくれないから、ヨーロッパ旅行の際はぜひ余裕を持ってチェックインすることをお勧めします。結局間に合ったからよかったものの、私たちがEurostar(ユーロスター)の座席に座ったときは6時59分。まさに発車時刻。恐ろしい。あとでMに「Kaoloonが落ちついてくれててよかったよ。旅に慣れてない子だと、すっごく焦って逆切れする子もいるからねー」と言われ、まぁ逆切れはしないけど、平然としてたのは単に勘違いしてただけだとは、とても言えなかった私。お後がよろしいようで(え?どこが!?)。


◆ BI-TC Bruxelles International-Tourisme & Congres (ブリュッセル市観光局) ◆
http://www.brusselsinternational.be/wabxlint/splash.jsp (仏・蘭・英)


◆ Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne (王立美術館) ◆
http://www.fine-arts-museum.be/ (仏・蘭・英)

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