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英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
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ハギス…毎度お馴染みWiki(ウィキ)によると、「茹でたヒツジの内臓(心臓、肝臓、肺)のミンチ、オート麦、たまねぎ、ハーブを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹るか蒸したプディング(詰め物料理)の一種。さまざまなバリエーションが存在するが、内臓としては主として肝臓が使われ、心臓や腎臓を使う場合も多い。胡椒などの香辛料を使うことが近年、一般的となっている」

ってことだけど、終わんねぇ、終わんねぇよ! Edinburgh(エディンバラ)編!! まさかこんなに続くとは私自身もまったく思わなかった。よくもまぁたった1日でこれだけ行動したもんだよ。そりゃ疲れるはずだ。めっちゃ楽しかったけどね。

The Dome(ザ・ドーム)は(前回のブログ参照)面白いレストランだったよ。元は銀行だった建物をレストランとして改装したらしく、天井が恐ろしく高い上に、店内もめっちゃ広い!! 内装は何故かトロピカル~にまとめられていて、まるでハワイのレストランに入ったみたいだった(笑) 南国のハワイとは似ても似つかない北国だっつーのにね。

レストラン自体は気軽に入れるカフェ・レストランなんだけど、外観や内装が豪華なんで、一見高級そうに見えて、最初は入るのにちょっと躊躇したよ。ドレスコードとかあんのかなって。何せ、この日は山登りしたから、パンツにスニーカーという出で立ち。もしドレスコードなんてあった日には、確実に門前払いだからね。

でも見た目とは裏腹にぜーんぜん畏まることなく、気楽~に寛げるお店で、念願のハギスも食べられたし、ワインも飲んだし(笑)、言うことなしですよ。ハギスって、ブラック・プディング同様、またもやグロテスク~な料理だけど、美味しかったよ。個人的にはブラック・プディングよりハギスのが好きだな。ブラック・プディングはちょっと味が濃すぎ。

さて、夕飯を食べたあとは、さすがのEdinburgh(エディンバラ)も暗くなってきて、そしてこれを待っていた私たち。っていうか、正確には友達が待ってただけで、私は別に待ってなかったんだけどね。こっちのお墓って文化が違うから、普段怖がりの私でもお墓自体はそれほど怖くないんだけど、だからと言って積極的に行きたい場所でもないし。

って、ここまで言えば大体想像がついたと思うけど、そう、つまりホラー・ツアーに出かけたわけですよ。最初はね、ほんとの現地ツアーに申し込もうと思ったんだけど、時間がうまく合わなくて断念。Edinburgh(エディンバラ)に泊まってればよかったんだけど、Glasgow(グラスゴー)に泊まってたから、当然またGlasgow(グラスゴー)まで戻らなくちゃいけない。

終電が12時だったと思うけど、次の日のことも考えて11時半の電車に乗るつもりだったのね。で、ホラー・ツアーは8時と10時出発だったかな。所要時間は大体の推測だけど、1時間くらい?となると、10時出発だと11時半の電車にちょっと微妙でさ。たぶん間に合うとは思うけど、実際どうなるかわかんないしね。

だったら8時のツアーに申し込めばいいじゃんって思うかもしれないけど、もしこれが日本だったらね…!! 8時でも全然問題ないよ。でもね、ここは日本より北のイギリス、そしてロンドンよりさらに北のスコットランドの首都Edinburgh(エディンバラ)!!

何を言いたいかというとね、夏は恐ろしく陽が長いってことなんだよ。8時なんてね、昼だよ昼。お陽様が超明るく照らしてて、そんな中ホラー・ツアーなんてしても怖いと思う?単なる散歩だよ、散歩。ってわけで、独自でホラー・ツアーになったんだけど、場所は友達お勧めのGreyfriars Kirk(グレイフレイアーズ・カーク)教会墓地。

2つ前のEdinburgh(エディンバラ)編のブログで書いた、スコットランドの忠犬ハチ公Greyfriars Bobby(グレイフレイアーズ・ボビー)とその主人のお墓がある場所。一見すると、イギリスのどこにでもあるような墓地。私は日本人だから、西洋のお墓ってホント怖くないんだよ。

ボーンマスに住んでたときにも近所に大きな墓地があったけど、ぜーんぜん怖くなかった。夜に傍を通ることがあったとしても、幽霊云々より変質者の方が怖いよ。ハウスメイトのSooyeon(スーヤン。韓国人)によると、露出狂がいたらしいからね。そっちのが全然怖い。

だから日本のお墓やホラーはすっごく怖くて、絶対に見られないけど、こっちのはまったく平気で、このときもやっぱ全然怖くないなぁ、なんて内心思いながら、墓地の中を歩いてたんだけど、それは途中まで。ちょうど半分を過ぎた辺りから、裏側になるからか、通りの明かりも届かなくなって、かと言って電灯があるわけでもなく、何だか微妙~に不気味な雰囲気。

それでもまだそれほど怖いとは感じなかったんだけど、友達が喜々として、その場所について説明を始めると、じわじわと恐怖が這い上がってきて、ついに“もう帰ろう”って、とっとと墓地を脱出。通りに出たとき、オレンジの明かりにほっとしたね。

この墓地の裏には1691年に死んだ、チャールズ2世の上級官吏サー・ジョージ・(ブラディ)・マッケンジーのお墓があって、この人はキリスト教長老教会派へ執拗な迫害を行ったことで、「ブラディ(血まみれ)」って呼ばれるようになったんだって。

とは言え、この程度だったら、どこにでも転がってる話で、この話だけだったら急いで墓地を出ることもなかったんだけど、っつーかさ、わざと怖くしてるでしょ!?っていう周辺のいかにもなおどろおどろしい雰囲気と、何よりこのジョージ・マッケンジーのお墓がさ。

彼のお墓って吹きさらしじゃなくて、霊廟の中に入ってるんだよ。でね、この霊廟の扉がチェーンで頑丈に閉められてんの。何でかなぁなんて漠然と思ってたら、友達がジョージ・マッケンジーが出てこられないようにこうやってるんだよって(今思うと、ちょっと怪しい。彼のお墓は数年前に少年2人に面白半分で暴かれたらしいので、またそういうことがないようにっていう、単なる防止策なのかも)。

それを聞いた途端、場の雰囲気も相俟って、ぞーっとしてきてさ。何か今にもジョージ・マッケンジーが出てきそうって思ったら、怖くなってきちゃって(それまで平気だったのに!!)、足早に墓地を出る羽目に。そんな私の行動を笑って見ていた友達は、Edinburgh(エディンバラ)に住んでたとき、友達数人とほんとに深夜にこの墓地に肝試しをしたんだって。私は絶対ごめんだね!!

さて、ようやく最後。ここまでほんっとーに長かった…!! Edinburgh(エディンバラ)編、最後のトピックはマーズ・バー!! マーズ・バーっていうのはね、イギリス国内どこにでも売ってるチョコレート菓子です。ヌガーが入ってるから気持ち悪いくらい甘い!!

これ1個でどれだけカロリーがあるんだろうって空恐ろしくなるチョコレート・バー。そんなわけで今まで食べたことは1回…2回あったかな?ってくらい。そのマーズ・バーなんだけど、ここで言うマーズ・バーは当然どこにでも売ってるマーズ・バーのことじゃアリマセン。

そんなのだったら、わざわざEdinburgh(エディンバラ)で食べる必要ないからね。ここで言うマーズ・バー、スコットランド名物のマーズ・バーっていうのは、このタダでさえ恐ろしく甘いマーズ・バーをさらに揚げる!! どれだけ想像を絶する甘さになるか、おわかりになるでしょーか。

だから私はね、別に食べたくなかったんだよ、マーズ・バーなんて。でも友達がスコットランドに来たからにはマーズ・バーを食べなくては!!ってやたら張り切ってたせいで、結局最後の最後に食べることに。マーズ・バーは大抵フィッシュ&チップス・ショップで売ってるので、センター付近のまだ開いてる店で1つだけ注文し、食べてみたんだけど…

1口…2口が限界だった。甘い、甘すぎる…。とにかく何て言うのか、純度100%の甘さ?と言って、決して上品な甘さじゃない。上品な純度100%の甘さだったら、はっきり言って食べられるよ。何たって超甘党だからね。でもね、これは無理。話のネタにしても、クセがありすぎるでしょ。ほんと誰だよ、こんなの考えたの。

Wiki(ウィキ)によると、「1995年にザ・ヘイブンというチップショップ(現在はオーナーが替わって店の名前も新しくなっている)で、オーナーが客が持ってきた食材を何でも揚げるという宣伝をしていたときに、客とオーナーの間で賭けをした結果、生まれたもの」だそうだけど、興味ある&勇気がある人はスコットランドへ旅行した際、ぜひ挑戦してみてください。


◆ Greyfriars Kirk (グレイフレイアーズ・カーク) ◆
http://www.greyfriarskirk.com/ (英語)

<< How to get there (行き方) >>
http://www.greyfriarskirk.com/contact (英語)

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