英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
えーと、これを書いてる今は9月28日。とっくに日本に帰ってきてます。っつーわけで、3ヶ月以上前の日記…ははは…覚えてるわけないっての。ロンドンにいるときは基本的に忙しかったんだけど、帰国前の数ヶ月はほんともういつにも増して多忙でねー。ブログ書いてる暇なんてまったくなかったの。
だったら帰国してからすぐに書けばいいじゃんって話なんだけど、何となく気が向かなくてズルズルと結局はこんな日に。もういっそ書くの止めちゃおっかなーなんて悪魔の囁きに耳を貸そうとしたこともあったんだけど、諸事情でこのブログはけっこう重要なんでね。ただ単にブログを続けるってだけの意味ではなく。
そんなわけで何とか頑張って記憶を掘り起こしてみるよ。今を遡ること3ヶ月前の6月21日(日)。ロンドン郊外にあるEltham Palace(エルシャム・パレス)で開催された、King Henry's Joust(キング・ヘンリーズ・ジャウスト)という悪名高きヘンリー8世のイベントに行ってきました。
今年はヘンリー8世の戴冠500周年に当たる年で、イギリス各地で記念イベントが行われてるの。この前の週に行ったGreenwich(グリニッジ)でもJoust(ジャウスト)以外ほぼ同じイベントをやってたしね。Tudor(チューダー)時代の歌やダンス、Falconry(鷹匠)等。
Joust(ジャウスト)っていうのは、中世を描いた映画でよく見る馬上槍試合のことで、映画では何度も見たことがあったけど、本物を見るのは初めてだったからね。かなり楽しみで。他にもGreenwich(グリニッジ)にもあったアーチェリー体験コーナーがここにもあって、もちろん今回もやったよーん♪
Greenwich(グリニッジ)のときより的が近い気がしたんだけど、実際はどうなんだろう?私としてはもうちょっと遠いほうがよかったんだけどなー。だって2回目だし。Greenwich(グリニッジ)のときは意外に悪戦苦闘したけど、今回は誰に教わることもなくスムーズに1人で的に当てられたからね。
メイン・イベントのJoust(ジャウスト)はさすがに迫力があったよ。本当の本当に思いっきり槍で突き合うんだもん。真剣に危ないよ。一歩間違えば大事故だからね。実際2回目のとき、フランス側の騎士(あれ?イギリス側だっけ?)が怪我したし。
私は最初、昔みたいにちゃんとした競技じゃないし、単なるイベントだから、本物の槍じゃなく、玩具みたいな先が尖ってない安全な槍を使うと思ってたんだけど、ぜーんぜん。映画で見たのと丸っきり同じ。先端がしっかり尖ってる正真正銘本物の槍で突き合ってて、怖ぇーっ!!て思ったよ。
しかも馬で走りながら突くわけだから、かなりの威力だし。毎回槍の先端が折れる、というか木端微塵に砕けるほどの衝撃。もちろん、人も馬もちゃんと防御はしてるけど、危ないものは危ない。槍で思いっきり突かれるんだから、落馬しないようにするだけでも大変だよ。
でも、だからこそ見応えがあって面白かったけど。イギリスとフランスの騎士が戦ったんだけど、結果は2回ともフランスの圧勝。フランス側の騎士がとっても上手だった。大体いつも相手のど真ん中を突くの。突いた場所によって点数が違って、危険な箇所ほど点数が高いんだけど、その分難しいのも事実で。
でも、フランスの騎士はその難しい箇所をいとも簡単(そう)に突くんだよ。イギリスの騎士の方はそもそも相手に当てるのすら手古摺ってて。よく明後日の方角を突いてやり直しになったりしてた。それなのに判定は引き分け。結果はフランスの圧勝、でも判定は引き分け。
これ、どういうことかわかる?今の時代だったらね、そりゃ文句なくフランスの勝ちだよ。誰が異議を差し挟む余地もありません。でもね、このイベントはTudor(チューダー)時代の設定なわけですよ。当然若きヘンリー8世もいます(けっこうカッコよかった。実物とは雲泥の差)。
というか、彼が判定を下すわけだよ。審判なんだよ。そしてヘンリー8世と言えば、この時代、彼はフランス国王も兼任してたらしいけど、元々はイギリス国王。つまり、だね。彼にとってイギリスがフランスに負けるなどということはあってはならないことなんだよ。
そんなわけで、彼からイギリスの騎士に無意味な点数が与えられ、結果引き分け、ってことに。今だったらもちろんこんな依怙贔屓も甚だしい判定は許されないけど、その昔、彼が王だったときは許されたわけですよ。だって王だもん。王が法律だもん。何でもアリだよ。
というわけで、フランスがどれだけ点を稼ごうともその分をヘンリー8世がイギリスに与えるから、結局引き分け。どこまで行こうとも引き分け。ちなみにイギリスが勝ってたら、当然それはそのままでイギリスの勝利ってことになっただろうね。王様ってほんと我儘だよねー。
◆ King Henry's Joust Eltham Palace (キング・ヘンリーズ・ジャウスト・エルシャム・パレス) ◆
http://www.english-heritage.org.uk/ (英語)
<< When (期間) >>
Saturday 20th and Sunday 21st June 2009 (2009年6月20~21日)
<< Where (場所) >>
Eltham Palace(エルシャム・パレス)
<< Opening Times (時間) >>
11:00am - 5:00pm
<< How to get there (行き方) >>
http://www.english-heritage.org.uk/server/show/nav.12751 (英語)
+ Train (電車) +
Eltham and Mottingham, both 1⁄2 mile (エルシャム駅及びモッティンガム駅より約800m)
<< Toilet (トイレ) >>
トイレはEltham Palace(エルシャム・パレス)のトイレを使用することができました。こういうイベントがあるときは開放してるんじゃないかな。Eltham Palace(エルシャム・パレス)には入れないけどね! あ、もちろん入場料を払えば入れるよ。
だったら帰国してからすぐに書けばいいじゃんって話なんだけど、何となく気が向かなくてズルズルと結局はこんな日に。もういっそ書くの止めちゃおっかなーなんて悪魔の囁きに耳を貸そうとしたこともあったんだけど、諸事情でこのブログはけっこう重要なんでね。ただ単にブログを続けるってだけの意味ではなく。
そんなわけで何とか頑張って記憶を掘り起こしてみるよ。今を遡ること3ヶ月前の6月21日(日)。ロンドン郊外にあるEltham Palace(エルシャム・パレス)で開催された、King Henry's Joust(キング・ヘンリーズ・ジャウスト)という悪名高きヘンリー8世のイベントに行ってきました。
今年はヘンリー8世の戴冠500周年に当たる年で、イギリス各地で記念イベントが行われてるの。この前の週に行ったGreenwich(グリニッジ)でもJoust(ジャウスト)以外ほぼ同じイベントをやってたしね。Tudor(チューダー)時代の歌やダンス、Falconry(鷹匠)等。
Joust(ジャウスト)っていうのは、中世を描いた映画でよく見る馬上槍試合のことで、映画では何度も見たことがあったけど、本物を見るのは初めてだったからね。かなり楽しみで。他にもGreenwich(グリニッジ)にもあったアーチェリー体験コーナーがここにもあって、もちろん今回もやったよーん♪
Greenwich(グリニッジ)のときより的が近い気がしたんだけど、実際はどうなんだろう?私としてはもうちょっと遠いほうがよかったんだけどなー。だって2回目だし。Greenwich(グリニッジ)のときは意外に悪戦苦闘したけど、今回は誰に教わることもなくスムーズに1人で的に当てられたからね。
メイン・イベントのJoust(ジャウスト)はさすがに迫力があったよ。本当の本当に思いっきり槍で突き合うんだもん。真剣に危ないよ。一歩間違えば大事故だからね。実際2回目のとき、フランス側の騎士(あれ?イギリス側だっけ?)が怪我したし。
私は最初、昔みたいにちゃんとした競技じゃないし、単なるイベントだから、本物の槍じゃなく、玩具みたいな先が尖ってない安全な槍を使うと思ってたんだけど、ぜーんぜん。映画で見たのと丸っきり同じ。先端がしっかり尖ってる正真正銘本物の槍で突き合ってて、怖ぇーっ!!て思ったよ。
しかも馬で走りながら突くわけだから、かなりの威力だし。毎回槍の先端が折れる、というか木端微塵に砕けるほどの衝撃。もちろん、人も馬もちゃんと防御はしてるけど、危ないものは危ない。槍で思いっきり突かれるんだから、落馬しないようにするだけでも大変だよ。
でも、だからこそ見応えがあって面白かったけど。イギリスとフランスの騎士が戦ったんだけど、結果は2回ともフランスの圧勝。フランス側の騎士がとっても上手だった。大体いつも相手のど真ん中を突くの。突いた場所によって点数が違って、危険な箇所ほど点数が高いんだけど、その分難しいのも事実で。
でも、フランスの騎士はその難しい箇所をいとも簡単(そう)に突くんだよ。イギリスの騎士の方はそもそも相手に当てるのすら手古摺ってて。よく明後日の方角を突いてやり直しになったりしてた。それなのに判定は引き分け。結果はフランスの圧勝、でも判定は引き分け。
これ、どういうことかわかる?今の時代だったらね、そりゃ文句なくフランスの勝ちだよ。誰が異議を差し挟む余地もありません。でもね、このイベントはTudor(チューダー)時代の設定なわけですよ。当然若きヘンリー8世もいます(けっこうカッコよかった。実物とは雲泥の差)。
というか、彼が判定を下すわけだよ。審判なんだよ。そしてヘンリー8世と言えば、この時代、彼はフランス国王も兼任してたらしいけど、元々はイギリス国王。つまり、だね。彼にとってイギリスがフランスに負けるなどということはあってはならないことなんだよ。
そんなわけで、彼からイギリスの騎士に無意味な点数が与えられ、結果引き分け、ってことに。今だったらもちろんこんな依怙贔屓も甚だしい判定は許されないけど、その昔、彼が王だったときは許されたわけですよ。だって王だもん。王が法律だもん。何でもアリだよ。
というわけで、フランスがどれだけ点を稼ごうともその分をヘンリー8世がイギリスに与えるから、結局引き分け。どこまで行こうとも引き分け。ちなみにイギリスが勝ってたら、当然それはそのままでイギリスの勝利ってことになっただろうね。王様ってほんと我儘だよねー。
◆ King Henry's Joust Eltham Palace (キング・ヘンリーズ・ジャウスト・エルシャム・パレス) ◆
http://www.english-heritage.org.uk/ (英語)
<< When (期間) >>
Saturday 20th and Sunday 21st June 2009 (2009年6月20~21日)
<< Where (場所) >>
Eltham Palace(エルシャム・パレス)
<< Opening Times (時間) >>
11:00am - 5:00pm
<< How to get there (行き方) >>
http://www.english-heritage.org.uk/server/show/nav.12751 (英語)
+ Train (電車) +
Eltham and Mottingham, both 1⁄2 mile (エルシャム駅及びモッティンガム駅より約800m)
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トイレはEltham Palace(エルシャム・パレス)のトイレを使用することができました。こういうイベントがあるときは開放してるんじゃないかな。Eltham Palace(エルシャム・パレス)には入れないけどね! あ、もちろん入場料を払えば入れるよ。
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世界1周バイヤーにクリックして下さった方、ありがとうございました。残念ながら、今回は1次審査にはパスしなかったけど、またこういう機会があったら、チャレンジしようと思います!
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