待ち合わせはSt. Pancras(セント・パンクラス)のEurostar(ユーロスター)チェックインカウンターの前に30分前。でもMが一応40分前くらいには行くってことだったんで、私もそれくらいに着くように行ったんだけど、私が着いたらすでにMが待っていて。M曰く、自分がチケットを持っているから、もし自分が遅刻したら、私まで行けなくなるから絶対に遅刻できないって頑張ったらしい。
そのまますぐにチェックインして、流れでホームまでストレートに上がっちゃったんだけど、実はこれが大失敗。前回のブログでも書いたけど、私、朝の準備に何故かひっじょーに手間取ったので、朝食を食べる時間がなかったんだよね。だから電車の中で食べようと思って、買ってあったマフィンを取り急ぎバッグの中に突っ込んできたんだけど、飲み物は駅で買うつもりだったの。
本当はホームに上がる前に水を買おうと思ってたんだけど、ホームまで上がっちゃって。でもまぁ荷物を置いて、また下に降りればいいかって軽く考えてたら!! 一旦ホームに上がったら、もうお店がある下のフロアには降りられないことが判明。下に降りるエスカレーターがないなぁなんてちょっと嫌な予感に苛まれながら、ホームをうろうろしてたら、“どうしたの?”って駅員のお姉さんに話しかけられて、下に降りたいんだって言ったら、もう下には降りられないって言われてさ。
ま じ で す か。まぁ2時間半くらい水を飲まなくても別に死にはしないんだけど、やっぱり咽喉は乾くし、マフィンってもこもこしてるから飲み物がないとはっきり言って食べにくい。Mが自分のを飲んでいいよって言ってくれたので、それを飲ませてもらったんだけど、もしEurostar(ユーロスター)に乗る際は、何か買いたいものがあるのなら、ホームに上がる前に調達しないとダメ。
行きのEurostar(ユーロスター)はけっこう車内がガラガラで、しかもBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)までノンストップだったから、かなり快適でした。途中で私たちの席が進行方向と逆向きだったから座席を替えたし。いつも不思議に思うんだけど、ヨーロッパって平気で座席を逆向きに設置するよね。私は平気だけど(かと言って快適ではない)、乗り物酔いする人はけっこうキツいよね。日本みたいに回転する座席にすればいいのに。って、そういうことを思いつかないのがヨーロピアンなんだよねー。
Bruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)に着いたあとは、とりあえず荷物を置きにホステルへ。Tram(トラム)に乗ってde Brouckère(ごめん。何て読むかわかりません)で降りて、徒歩10分くらいだったかな。Mが駅から近いって言ってたから、歩いてすぐかと思ったら意外に遠かった(笑)
ホステルのチェックインは通常4時~なんだけど、もしチェックインできなくても荷物だけ置かせてもらおうと思ってたら、あっさりチェックインできたので、部屋で(10人部屋。しかも男女ミックス)少し休んだあと、ホステル周辺のお店とかをチェックしがてら、歩いてGrand-Place(グラン・プラス)へ向かったんだけど、やたら工事してるのってロンドンだけかと思ったら、Brussel / Bruxelles(ブリュッセル)も割と色んなとこを工事しててさ。
何?今はヨーロッパ中工事してるわけ?ロンドンが工事してるのはすべて4年後のオリンピックのためだけど、Brussel / Bruxelles(ブリュッセル)もそれに便乗してって?まさかね。いや、そのまさかだったり?何でもいいけど、ブーツが汚れるし、歩きにくいし、すげー迷惑だったよ。
ところでGrand-Place(グラン・プラス)は、世界遺産に登録されてる、かのヴィクトル・ユーゴーも「世界で最も美しい広場」って讃えた広場で、とは言え、私は「世界で最も美しい」とまでは思わなかったけど、でもすごく素晴らしかった。天気があまりよくなかったのがホント残念。あと広場に工事用のトラックが停まってて、せっかくの景観が台無しだった。ぐるりと360度、色んな角度からGrand-Place(グラン・プラス)の写真を撮りまくったけど、そのトラックが気になって気になって。ほんと何処かにずらしてくれないかなって思ったよ。
そのあとは、Grand-Place(グラン・プラス)の市庁舎の左にある「星の家」の壁に、触ると幸福になれるって昔から言い伝えられている「セルクラースの像」に向かったら(というより、人がたくさん集まってたら何だろうって近づいたら「セルクラースの像」だったんだよね)、何のグループかは知らないけど、少し前にGrand-Place(グラン・プラス)でやたら騒いでた数人の男たちに捉まり、何故か一緒に写真を何枚も撮らされ。Mなんてそのうちの1人に、彼らが被ってる帽子を被らされて写真撮ったからね(笑)
彼ら、もうかなりベロベロに酔ってて、写真を撮りながら英語でセルクラースについてベラベラと説明してくれてたんだけど、呂律が回ってないもんだから何言ってるのかさっぱりわかんなかった。まぁそもそもこっちも彼らの話を真剣に聴こうという気はなかったけど(笑) で、写真を撮るだけ撮ったら、“Welcome Belgium!!(ベルギーへようこそ!!)”とか何とか言いながら、また陽気に去っていきました。
ちなみに、セルクラースというのは、ある嵐の晩に「星の家」に片手でよじ登って、王位を簒奪しようと企んでいたフランドル伯の旗を、正当な後継者であるブラバン公の旗に取り替えてしまったという14世紀のブリュッセルの英雄だそうです。片手でよじ登ったから、腕を触ると幸福になるらしいんだけど、どうもガイドブックによって触る場所が違うみたいね。私は腕と体をベタベタと触ってきたけど。
「セルクラースの像」を見たあとはGaleries St-Hubert(ガルリ・サンチュベール)を冷やかして、かの有名なManneken-Pis(小便小僧)を見に行こうとしたら、Grand-Place(グラン・プラス)で写真を撮りまくってたときに、私とMの写真を撮ってくれた日本人バックパッカーにまたバッタリと会って、一緒に行くことに。彼は半年?10ヶ月だったかな?かけて世界一周してる途中で、ベルギーには3日滞在する予定で、そのあとはロンドンに行こうかなって言ってた。
彼とは話が弾んで、Manneken-Pis(小便小僧)を見たあとはJeanneke Pis(小便少女)もあるってことで、また一緒に見に行き、さらには夕食も一緒に食べた(笑) でもManneken-Pis(小便小僧)は簡単に見つかったのに、Jeanneke Pis(小便少女)はかなり奥まった小さな路地に、しかもぽつんとあって、見つけるのに相当苦労したよ。それにManneken-Pis(小便小僧)は洋服着てるのに、Jeanneke Pis(小便少女)は洋服どころか鉄格子で囲われてて、あまりの待遇の違いに3人ともびっくり。ガイドブックによると、Jeanneke Pis(小便少女)はリアルすぎてあまり評判がよくないそうだけど、それにしても酷い。
で、ここで私とMがすっごくお腹が減ったので、ちょっと早かったけど(確か5時すぎ?)、夕食を食べることにしたんだよね。ホテルに着いたときに、今日の夕食を豪華にいこうって決めてたから、お昼も碌に食べてなかったので、さすがに空腹が限界にきてさ(笑) Mが「ここ、よさそうだよ」ってガイドブックに載ってた、ブリュッセルの食べ物横丁「l'Ilot Sacré」(イロ・サクレ地区)にある、名物のムール貝専門店のChez Léon(シェ・レオン)に行ってきました。
ムール貝のコース1人前とオイスター9個(1人3個ずつ)、海老クリームコロッケ?を3人でシェアしたんだけど、ムール貝のコースは、ビール1杯と魚介サラダ、深底鍋に山盛りのムール貝のスープが付いてる、かなりなボリュームなので、それを3人でシェアしても十分お腹いっぱいになったよ。コロッケも牡蠣も大きかったしね。ロンドンに来てからシーフードはほとんど食べてないから(というか、食べられない)、久しぶりの魚介はほんと美味しかったなー。
でもね、実はそれより何より、コースに付いてたビールがものすっっごく美味しかった!! 何度も言ってるけど、私、ビールは苦いから好きじゃないのね。でも生まれて初めてビールを飲んで美味しいって思った。ロンドンに来て、大分ビールには慣れたけど、それでも美味しいって思うことはなかったのに、一口飲んだ瞬間、うわ! これ美味しい!!って。他の2人も美味しいって言ってたし、さすがベルギービール。
何ていうか、ビール独特のあの苦さがないんだよね。かと言って、別に甘いわけではなく、ちゃんとビールなんだけど、とにかく飲みやすくて美味しいの。これだったら何杯でもいけるって思ったね。3人とも当然のように2杯目頼んだし(笑) ビールが苦手な人ってけっこう多いけど、そういう人は断然ベルギービールがお勧め。も、ぐいぐいイケちゃいます(笑) 日本のビールは苦すぎだね。何であんな苦いんだろ。
さて、お腹が膨れて満足したあとは、腹ごなしってわけじゃないけど、延々歩いてCathedrale S.S. Michel et Gudule(サン・ミッシェル大聖堂)とPalais Royal(王宮)へ。この時点でもうかなり冷え込んできて、さらには風も吹いてきたってのに、結局また延々歩いてホステルまで戻ったよ…。寒いし、さすがに歩きすぎで足痛いしで、ホステルに戻ったら、ゆっくり休みたいって思ってたんだ・け・ど。
私たちのホステルは朝食が付いてないから、次の日の朝食を買うために、また外に出たんだよねー。だけどさ、今から思えばホステルから出なきゃよかったよ。別に朝食なんて、次の日の朝買えばいいじゃんね。イギリスと違ってベルギーってお店が閉まるのが早いし(ロンドンだとスーパーはどこも大体10時とか11時まで開いてるっていうのに(24時間営業のお店だってたくさんあるし)、曲がりなりにもBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)だって首都のくせして、8時くらいでもうどこの店も真っ暗なんだよ。ありえなくない?)、何よりこのとき出かけさえしなければ…!!
だから結局、翌日の朝食は買えなくてスーパーまで行って戻ってきただけなんだけど、そのスーパーからホステルへ戻る道で、もうほんとめちゃくちゃ最低最悪な出来事が。Mと2人で喋りながら並んで歩道を歩いてたんだけど、何時からいたのか全く気づかなかったんだけど、いつの間にか私たちのすぐ後ろに男がいて。そいつが私のカメラをスったんだよ。
私さ、カメラをカバンの中に仕舞ったつもりで、まだ写真を撮るかもと思いなおしてコートのポケットに入れてたんだよね。でも、そのことをすっかり忘れて、カバンに仕舞ったもんだと思い込んでたの。ロンドンはまだ比較的安全だけど、他のヨーロッパの国はスリが多いから、スリにはすごく気をつけてて、だからカバンについては常にしっかりガードしてたのね。でもカメラもカバンの中に入れてると思い込んでるもんだから、コートのポケットについてはノーガードで。カメラをスられことにも全く気がつかなかった。
最初にMがその男に気づいたんだけど、Mが気がついたとき、ソイツはちょうど私たちの間に手を伸ばしてて、その時点ですでに私のカメラをスってたんだけど、Mは自分のカバンが狙われたと思ったのね。私はカメラをカバンの中に入れてると思い込んでるし、男が手を伸ばした先には確かにMのカバンがあったから、私たち2人ともてっきりMのカバンから財布をスろうとして失敗したんだと思ったの。
でもね、私、実はMが気づく直前、腰の辺りに何か違和感を感じたんだよね。きっと、いや絶対そのときにスられたんだけど、結局カメラはカバンの中に入れてるって思いこんでたから、その違和感を確認しなかったんだよね。で、そのまま間抜けにもその男を見送ってしまい、ホステルに戻ってカメラを充電しようとして初めて、カメラがないことに気づいたの。もう最低最悪だよ。旅行保険に入ってるからカメラの代金は戻ってくるけど、そういう問題じゃない。
せっかく旅行に来たのに、まったく写真が撮れないってめちゃくちゃショックだよ。しかも初日にたくさん撮った写真も全部パーだし。ほんとに酷い。私の思い出返してよ。みんなもスリには十分に気をつけてください。私は今後二度とポケットに何かを入れるのは止めるよ。カメラは首から下げる。ほんと、今回のことで懲りたよ。
◆ BI-TC Bruxelles International-Tourisme & Congres (ブリュッセル市観光局) ◆
http://www.brusselsinternational.be/wabxlint/splash.jsp (仏・蘭・英)
◆ 2GO4 Quality Hostel (トゥー・ゴー・フォー・クオリティ・ホステル) ◆
http://www.2go4.be/ (英語)
<< Check-in Time (チェックイン) >>
From 4.00 pm (午後4時~)
<< Check-out Time (チェックアウト) >>
たぶん午前11時。私は10時って聴こえたんだけど、Mは11時って聴こえて、結局間を取って10時半くらいにチェックアウトしたんだけど、全然大丈夫だった。だから、もし10時だったとしても、ここ、そんなに厳密じゃないから平気です。
<< How to get there (行き方) >>
http://www.2go4.be/quality/en/directions.htm (英語)
◆ Chez Léon (シェ・レオン) ◆
http://www.chezleon.be/index.asp?intro (蘭・仏・英)
<< Opening Times (営業時間) >>
open 365 days a year non-stop (年中無休)
Sunday to Thursday (日~木) : 11:30 - 23:00
Friday & Saturday (金・土) : 11:30 - 23:30
<< How to get there (行き方) >>
http://uk.chezleon.be/index.asp?ID=550 (蘭・仏・英)
スリにあったとは…ショックだね。悔しいよね。
実は私もマドリッドでカバンをひったくられたことがあるんだ。あれは初ヨーロッパ旅行の一日目のことだった。。。
ホテルの近くだからと気を抜いて歩いていたら、後ろからつけていた男3人が急に近付いて来て、友達の私のカバンをダブルでひったくっていったんだ。
すごく怖くて、ショックで悲しかった。もう日本に帰ろうかと思ったけど、警察の人とか、タクシーのおじさん、同じホテルに泊まってた日本人の夫婦に優しくされて、なんとか立ち直ったのでした。
初ヨーロッパ旅行のしかも第一日目の夜で超ショックだったよ。
コメントの編集だけど、そうなの。パスワードを入れないと自分では編集というか、削除できないんだよね。私の方では編集できるんだけど。
マドリッドでマバンを引っ手繰られた話は聞いたことがあるよ。でも初ヨーロッパ旅行の第一日目だったなんて、それはほんとにショックだね。
私もベルギー初日だったから、めちゃくちゃショックだったよ。だからって他の日だったらいいってことは全然ないんだけど。
私もロンドン帰りたくなったよ。初日からこれなんて、本当に酷いと思った。でもせっかく来たんだから、と気を取り直して楽しもうとしたんだけど、いやもう今回はほんと散々だったよ。
何か悪いものでも憑いてたんじゃないかってくらい。ここまでツイてない旅って初めて。
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