TさんのLeaving Party(リーヴィング・パーティ)の次の日、11月30日はMがとうとうロンドンを離れる日でした。帰国日じゃないのは、ドイツのフランクフルトで1週間ストップ・オーバーをしてドイツとウィーンを旅行してから日本に帰るから。でも帰国前の1ヶ月、フル活動で相当疲れたから、ストップ・オーバーせずにさっさと日本に帰ればよかったって言ってたけど。
でも後から聞くところによると、ドイツとウィーンを満喫したみたいで、疲れただろうけど、今後はなかなかヨーロッパに来るってできなくなるだろうからよかったんじゃないかな。って、Mのことだから、来年またドイツ辺りに戻ってきててもおかしくないけど(笑)
それはともかく。11月30日は他にもLeaving Party(リーヴィング・パーティ)をしたTさんも、元クラスメートのYさんも(Yさんは一時帰国だけど)帰国する日で、この年末に一気に3人も私の仲のいい友達がロンドンからいなくなるという、私にとってのXデーだったわけですよ。
中でも親友のMがとうとう日本に帰ってしまうのは本当に大きいことで、Mがロンドンにいたから私もロンドンに来たし、彼女がいてくれたから色んな問題が起こっても対処できたし、たくさん相談にも乗ってもらって、彼女なしでは私のロンドン生活は成り立たなかったって言っても過言じゃないくらい、彼女の存在は私にとって大きなものだったから、Mがいなくなったあとのロンドンでの自分っていうのが、ちょっと想像つかなかった。
Mが帰国した今、普通に生活してるけど、バスでMの家の近くを通るたびに、もうこの坂を上がっていってもMはいないんだなぁって思うと、やっぱり淋しい。MにはMの、これから新しい生活があるから「戻ってきてほしい」とは思わないけど、「もっといてほしかった」とは思う。私、前回は自分が先に帰っちゃったからさ。残されるって辛いね。
Mを見送りに空港まで行ったんだけど、彼女のフライトは午前9時半くらいだった上、前日のTさんのLeaving Party(リーヴィング・パーティ)に最後まで付き合ったもんだから眠ってる時間がなくて、完徹で行ったよ。朝5時に家に戻ってきて、すぐにシャワーを浴びて、6時43分のバス(始発)に乗ってMの家に向かったんだけど、も、超眠かった。でもここで眠ってうっかり乗り過ごしたらシャレにならないからね。頑張りました。
で、Mの家からはタクシーでヒースローへ。35分でヒースローに着いて、チェックインを終えたあと、搭乗するまで、Mと最後のお茶をして色々と喋ったんだけど、本当に彼女がいてくれてよかったって改めて思ったよ。彼女には家族同様、感謝してもしきれません。私が今、ここでこうしていられるのは全部家族とMのおかげだと思ってる。ありがとう。君がいてくれてよかった。また来年、日本で(たぶん)お互い元気で会おうね!!
でもね、家だとすごく楽だよ。確かにマイクもないし、大声では歌えないけど(近所迷惑になるから)、だらだらと時間を気にせず、好きなだけ歌えるもん。だから大体カラオケするときは、私たちはいつも学校を前半だけで抜けて、先に私の家の近くのSainsbury(センズベリー)で昼ごはんを買いこみ、準備万端整えてから、あとは夜までひたすら歌う!!
すっごく楽しいよー。私は洋楽好きって言っても、聴きまくってたのは高校受験のときだから、最近の曲はあんまり知らないし、しかも昔聴いてた曲も、昔すぎて忘れ去ってることが多いんだけど、Yさんはめっちゃくちゃ詳しいの。しかも新しい曲もよく知ってるし。そしてYさんは英語が不自由なく話せるので、ちゃんと歌えるし。羨ましい…。
私はと言えば、前よりはマシとは言え、「まだまだ頑張りましょう」の英語レベルだから、何回も練習しないと口が回らないんだよねー(^^;) いつも次回のカラオケ・パーティに向けて新しい歌を練習しなければ…!!って思うんだけど、音楽流してても聴いてるだけで、なかなかちゃんと歌詞を見てってことをしないから、結局上達しないまんま。そして次のカラオケで歌う曲がないーっ!!って焦る羽目になるんだよね。
昔はけっこう色んな曲知ってたんだけど、歌手やグループ名は覚えてるんだけど、知ってる曲のタイトルが綺麗さっぱり思い出せないから探し出すのがもう面倒くさくってさ。あーやっぱりせめてあのCD持ってくるんだったなー。私の好きな曲をまとめたCDがあるんだよ。新旧取り混ぜて色々。私が自分でやったんじゃなくて、友達が作ってくれたんだけどさ。
今回ロンドンに来るにあたって、持ってくるCDを選んでたときにまぁいっかって置いてきちゃったんだよねー。あーしまった。あれは絶対必要だったよ。何でまぁいっかって置いてきちゃったんだろう。あれがあればタイトルが簡単にわかったのにー。
最後に、タイトルの「So What」っていうのは、「それで?」とか「だから?」って意味で、今回Yさんが歌ったP!nkの曲。これってP!nk自身の実話に基づいてるんだって。この曲って旦那がどこかに行っちゃったけど、私はロック・スターだから、彼なんていなくても全然平気って意味の歌なんだけど、ほんとにP!nkの旦那が突然家を出て行っちゃったんだって。それで結局離婚したらしいんだけど、ほんとに歌詞そのまんまでびっくり。PVも面白いので、よかったら見てみてね。すっごく共感できます。P!nkが可愛いんだよー。
P!nk - So What
http://jp.youtube.com/watch?v=dJZDsJ8UU64
ダニエルってめちゃくちゃ素直な性格で、ほんと超可愛いの。ニコラスは超生意気(笑) でもとってもシャイなんだって。私はあんまりニコラスと接する機会が少なかったから知らなかったんだけど、Iさんによると、例えば“You are so cute(君はすごく可愛いね)”って褒めると、ダニエルは“え?どこが?もっと言って、もっと言って”って感じで、とっても喜ぶんだけど、同じことをニコラスに言うと、顔を真っ赤にして黙りこんじゃうんだって。めちゃめちゃ可愛いよね。
残念ながら、私はニコラスのそんな姿を目にすることはできなかったんだけど(彼ら、もう旅立っちゃったから)、それ聞いて、もっとニコラスに構えばよかったわーなんて思った(笑) ついついMy favourite(私のお気に入り)なもんで、兄ばっかり構っちゃってさ。惜しいことをしたわ。
ダニエルはね、元々私の友達のSちゃんのことがホントに好きで、一生懸命にSちゃんにアタックしてたんだけど、Sちゃんは年下と外国人にはまったく興味がないので、いつも玉砕してたんだよ。でも、それでもめげずにSちゃんが帰国するまで頑張ってたんだけど。あんまり健気なんで、私もIさんやTさんも「こんなに好かれてるんだからいいじゃん。付き合ってあげなよ」って何度もSちゃんにダニエルを勧めたんだけど、最後まで彼女の心は動かなかったねー(笑)
でもラテン人種だから、すぐにまた新たに可愛い子を見つけるかな、なんて思ってたんだけど、意外にそうじゃなかったのはびっくり。Sちゃんが帰国して2週間後くらいかな。みんなでクラブに行ったんだよ(私にとってはロンドン初クラブ)。そのときダニエルが強か酔っちゃってさ。っていうか、ダニエルだけじゃなく、私も含めみんな酔っぱらったんだけど、でもまぁダニエルとTさんとIさんはホントひどくて。マジでベロッベロに酔ってた。私はあー酔っぱらったなー程度。そもそもそんなに飲んでなかったしね。
で、そのクラブから帰る道すがら、Tottenham Court Road(トッテナム・コート・ロード)からOxford Circus(オックスフォード・サーカス)まで酔いざましを兼ねて歩いたんだけど、ダニエルがSちゃんのことを話しだして。曰く、“何でSは俺の気持ちに応えてくれなかったんだ”って。まぁね、恋愛なんて人それぞれ事情があるし、好きになったからって、相手も好きになってくれるとは限らないもんね。SちゃんにもSちゃんの理由があったわけだし。
だからそれをダニエルに説明したんだけど、何たって相手は酔っぱらい。こっちの言うことなんて右から左で1つも聞かないの。ひたすら同じ科白を繰り返して、そのたびに私もおんなじ説明をして。終いにダメだ、こりゃって、勝手に言わせとくことにしたんだけど、バスに乗るまで言ってたなぁ。でもホントに好きだったんだなって、私のラテン人種のイメージがちょっと変わったよ。今までラテン人種って次々に行くもんだと思ってたからさ。いや、そういう人が多いんだろうけど、そうじゃない人もいるんだなってわかったから。
そんなわけでダニエルは今も絶賛彼女募集中なんだけど、顔も可愛いし、性格も素直だし、背だって高いから、きっとすぐに可愛い彼女が見つかるでしょう。Tさんに“何で俺には彼女ができないんだー!!”って愚痴ってたらしいけど(笑) 可愛いよね。Tさんは追いかけるのが好きなんだと思ってたけど、今たまたまそういうのが続いてるだけで、別に追いかけるのが好きなわけではないらしいよ。
ちなみにニコラスにはコロンビアに彼女がいます。でもニコラスはねー、けっこうラテン人種だよ(笑) 手が早いっつーか、まぁスキンシップが激しいのは兄弟ともなんだけど。でも、この兄弟はほんとに女の子に優しい。道路を渡るときとか、必ず私たちを気にかけてくれるからね。私なんかぽーっとしてるから、よく注意される(苦笑)
Leaving Party(リーヴィング・パーティ)のときにアイリッシュ・パブに行ったんだけど、そこでIさんの友達のMさんが変な外国人に付き纏われてさ。そしたらダニエルがさりげなく助けたの。Mさん、ダニエルに怒られたって言ってた。嫌なら嫌ってはっきり言わないとダメって。日本人ってなかなかNoって強く言えないからね。しかも外国で、外国人相手だと尚更。
でね、ダニエルがMさんをその変な外国人から遠ざけるためにトイレに行くふりをして連れ出したとき、私とMさんは踊り疲れて隅の方でちょっと休憩してたんだけど(もちろん、その変な男も一緒だった)、ちょうどそこにニコラスが戻ってきて、ダニエルがニコラスにスペイン語で何か言って、Mさんを連れ出したのね。
そしたらそのあとずーっとニコラスが私と一緒にいたんだよ。最初はちょっと疲れたのかなぁなんて思ったんだけど、何たって若いからさ。そんなわけないだろうと“どうしたのー?”なんて話しかけてみたんだけど、“んーここにいるだけ”みたいなことを言って、ただ椅子に座ってんの。でも私と一緒にいてもそんなに会話もないし、楽しくないだろうから、別に踊りたかったら、他のみんなのところに踊りに行ってもいいよとか思ってたんだけど、結局ダニエルが戻ってくるまでニコラスはそこから動かなかったんだよね。
そのときは何にも思わなかったんだけど、あとからふと考えて、もしかしてニコラスは私が1人にならないように一緒にいてくれたのかなって。ダニエルがスペイン語でニコラスに何か言ってったのって、もしかして“彼女(この場合、私のこと)をちゃんとケアして”みたいなことだったのかなぁって。だってさぁ、あまりにも不自然だったんだよね、あのときのニコラスって。ほんと、ただ私の近くに座ってたの。会話するでもなく、何をするでもなく、ただぼーっと座ってて。しかもダニエルが戻ってきた瞬間、動いたからさ。もしかしてそうかなぁって。
でも、だとしたら、ほんと凄い兄弟だよね。まだ19と20だよ?それでもうこれって、素晴らしい。でもラテン人種ってより、この兄弟が特別って気がするな。
そんなわけで私はほんとにこの兄弟が大好きなんだよ。可愛くてしょうがない。でも弟の方とはたぶんもう会えないんじゃないかなぁ。兄とは、もしかしたら来年また再会できるかもしれないけど、でもそれも確かじゃないから、何とも言えないけど。コロンビアに遊びに行きたいけど、あの辺ってホント危ないからね。難しいところですよ。
私の学校が終わってから(と言っても、今日は前半だけで帰ってきたんだけど)Eちゃんが家に遊びに来て、ほんと久しぶりだからお互いにたくさん話すことがあってさ。スコーンと私の大家さんのお土産のスイスチョコレートとEちゃんが作って持ってきてくれたバナナケーキを食べながら、7時過ぎまでずーっと喋ってた。
そう、Eちゃんはお菓子を作るのがとっても上手いの。前はチーズケーキをご馳走になったし、今回のバナナケーキもとっても美味しかった。最近は週1でケーキを作ってるんだって。すごいよね。結婚したら、いいお母さんになりそう。子供がすっごく喜ぶよね。私の場合は…作るより食べる専門だからなぁ。高校のとき1回だけお菓子作りに嵌ったことがあったけど、そのときだけで作り方なんてもうすっかり忘れたよ。
最近の話題としては、Eちゃんの方はフラットメイトが替わったってことと、来月マルタに旅行に行くってことかな。Eちゃんの前のフラットメイトはスリランカ人のおじさんだったそうなんだけど、その人が2週間前くらいに出ていって、新しくデンマーク人の男の人が入ってきたんだって。生活パターンが違うから、なかなか顔を合わせないけど、いい人だって言ってた。
北欧の人ってレベルが高い(ルックスの)って以前に聞いたことがあるから、どんな人だろうって興味津々で色々訊いちゃったんだけど、結局最後までEちゃんの口から「格好いい」って言葉はなかったな(笑) 話しぶりから、何となく格好よさそうな感じは受けたんだけど。もしかしたら、単にEちゃんの好みじゃなかったのかもね。最初は合わなさそうって思ってたけど、話してみたら意外にいい人だったって言ってたから。
でも、こういうのを聞くと、フラットメイトがいるといいなぁって思うよね。私は大家さんと2人暮らしだから(しかも大家さん、演奏旅行で頻繁にいないし)フラットメイトがいないんだよ。他の人間に気を使わなくていいのは、それはそれですっごく楽なんだけど、やっぱ淋しいときもあるんだよねー。誰か喋る人ほしいとか思う。たまにMもフラットメイトと飲みに行ったとか言ってて、やっぱいいなぁって羨ましく思う。私の場合、大家さんと(しかも70代のおじいちゃん)飲みに行っても仕方ないしねー。
ところでマルタってちゃんとした国だったのね。私、マルタってギリシャの1つの島の名前かと思ってた。Eちゃんがマルタに行くって言うから、マルタってギリシャだっけ?って訊いたら、たぶんマルタ共和国っていう1つの国だと思いますって言われて、また己の無知さ加減を晒してしまったよよよ。もうね、ヨーロッパに関して、知らないことが多すぎだよね、私。情けないわ。
私の方のニュースは先月アムステルダムに行ったよ、とか今月Mと一緒にベルギーに行くよ、とかかな。まぁもちろんお互いに他にもいっぱいあったんだけど、大きな話題としてはそんな感じ。
で、そのあとまたもや腹ごなしにEちゃんが歩きたいって言いだして。小雨が降ってたんだけど、そのうち止むだろうってぷらぷら2人で夜の散歩に繰り出したんだよ。私が住んでるエリアのバス通りを挟んで向かい側ってセレブも住んでる高級住宅街なんだよね。今はもう引っ越しちゃったみたいだけど、ユアンも住んでたし。
もうかなり昔の話。Yさんの友達がそこの地区に住んでて、地下鉄でユアンを見かけて、しばらく後付いてったんだって。ストーカーじゃん(笑) まぁ今はユアン、移動はバイクだろうから、例えすれ違ってもわかんないだろうけどね。それにもう引っ越しちゃったみたいだし。
でもEちゃんがユアンの親友、ジュードがその辺に住んでるって聞いたって言うんで、2人でジュードに会えないかなぁなんて言いながら、てくてく気の向くまま無作為に歩きまわったんだけど、当然ジュードに会えるはずもなく(笑) そもそもジュードみたいなセレブがこんな雨の夜、住宅街を1人で歩いてるわけがないじゃんね。夏ならともかく、サマータイムも終わったこの時期、夜中かって思うくらいまっ暗だし。
そうは言いつつ、結局Hampstead(ハムステッド)まで小雨が降りしきる中を延々歩いて。本当はその辺りでちょっとお茶でもしたかったんだけど、センターじゃないからお店がもう軒並み閉まっちゃっててさ。スタバやケンタくらいしか開いてないの。まだ8時前だったのに。さすがイギリス。ロンドンでさえセンターじゃないとこんなもんだよ。あとはパブくらいで。
なので、仕方なく、じゃあまた今度ねってHampstead(ハムステッド)で別れたんだけど、困ったことにオイスターカードを持ってくるのを忘れたんだよね。まさかこんな遠くまで歩くとは思わなかったから、財布と鍵しか持ってきてなくて。まぁ財布があるからバスに乗ろうと思えば乗れたんだけど、現金で乗ると高いし、オイスター持ってるのにお金払うってのもムカついたから、仕方なく来た道を今度は1人で歩いて帰ったよ。
帰り道1人で歩きながら、災い転じて福となるって感じで、ばったりジュードと会えないかな、なんて都合がいいことを思ったりしたんだけど、やっぱり会えなかったよ(笑) まぁあの暗さじゃ、例えすれ違ってたとしても(絶対ないけど)、ジュードだってわかんなかっただろうけど。こっちの電燈って白熱灯だから暗いんだよね。
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