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英国ロンドンを中心に、周辺ヨーロッパ都市の情報をあれこれと。グルメや観光名所からパブやバー、クラブ、果ては季節のイベントや、知っておくと便利な情報等、多岐に渡って紹介。目指せ、日本版TimeOut!!
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氷の部屋に戻ったら、ちょうどベッドから降りてきたMが「おかえり」って出迎えてくれたんだけど、その顔色はすごく悪くて、Brugge(ブルージュ)で見送ったときより明らかに悪化してて。訊けばBrugge(ブルージュ)で私たちと別れたあと、急激に体調が悪化してホステルに帰るまでに2回も吐いたとか。薬を飲んだだけでも気持ち悪いって言ってて、風邪のときは暖かくして睡眠を取るのが一番なのに、肝心の部屋は極寒。こんなんじゃ治るどころか、悪化するの当たり前だよ。

幸い、Mはカイロを持ってきてたので(私も持っていけばよかったよ。旅行の準備してたときに、持って行こうか迷って、まぁいっかって持って行かなかったんだよね。今後は万一に備えて必ず持っていきます!!)、小さかったけどそれで何とか暖を取ってその晩は凌ぎ、そしてそれが何とか功を奏して、心配してた翌朝には、もちろん全快とはいかなかったけど、奇跡的に回復して、心底ほっとしたよ。

とは言え、日曜日のBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)は曲がりなりにも一国の首都だと言うのに、ほとんどのレストランが閉まってるという驚愕の事実。ただでさえ病み上がりで、まだ調子の良くないMと寒風吹きすさぶ中、開いてるレストランを探して歩きまわりながら、「(ベルギーは)経済大国にはなれんね」って。日曜日に平気で休んでるようじゃ無理だよ。もっと働きなさい、君たち。って、別に経済大国になりたいなんて思ってないのかもしんないけどさ。

とにかくMが本調子じゃないもんで身体に優しい食べ物=アジア系のレストランを探しまわり、ようやく開いてるチャイニーズ・レストランを見つけたときは、まさに地獄に仏。ほとんど泣きそうだったよ、嬉しくて。それにしてもベルギーのレストランってけっこう高い。まぁそんなにお店を知らないってのもあるだろうけど、ロンドンの方がよっぽど安く食事ができるよ。それでいて、別にそんな感動するほど美味しくもないし。私たちのチョイスが下手だったのかもしれないけどさ。まぁそうかもね。何せ寒くてレストラン選びに時間かけてられなかったから。

2人ともお腹に優しい麺を注文して、内側から身体をじっくり暖めたあと、この日のメインにして唯一の観光、Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)へ向かったんだけど、この辺からどんどん雪が降りはじめ、Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)に着いたときには一面銀世界。しかも私さ、前日のBrugge(ブルージュ)で傘が壊れちゃったので(風が恐ろしく強かったから)、差しにくいったらなかったよ。もちろん、ロンドンに帰って速効新しい傘を買いました。

それはともかくとして。Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)は素晴らしかったよ。王立なだけあって展示作品数も多くて、そのせいで全部を見る時間がなくってさ。古典美術館の方は制覇したんだけど、近代美術館は碌に見ないうちに閉館時間になっちゃって、ほんとに残念だた。マグリット見たかったのになぁ(マグリット美術館に行こうと思ったくらい、マグリット好き。結局時間がなくて行けなかったけどさ)。やっぱりまたベルギー来なきゃダメか!?私。

そんなわけで最後のMusees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne(王立美術館)も消化不良で終わっちゃって。どこまでもイマイチな私たち。一体この旅行でどんな悪いことをしたっていうの、私たち。酷すぎる…。しかも前述したとおり日曜日はほとんどのレストランが閉まってるってことは、つまり普通の店も閉まってるってことで。最終日にお土産を買おうとした私たちを嘲笑うかのように明かりの灯ってない店、店、店…。

あまつさえ、駅のショッピングセンターすらも2,3店舗が営業してるのみ。ほんと、ありえないよ。最後の最後までこれですか。今回の旅行はほんと何かがおかしい。ここまで総てが上手くいかないと笑えてくるよね。っていうか、もう笑うしかないっていうか。しょうがないからかろうじて開いてる駅のショッピングセンターのお土産ショップでGaller(ガレ)のチョコレートバーを多めに買い、それをみんなに分けることに。もうね、選んでられないから。ほんと、初日か散々歩きまわったBrugge(ブルージュ)で買っとけばよかったよ。失敗したー。

でも、信じられないことにこれで終わりじゃなかったんだよ。「遠足は家に帰るまでが遠足」って言うけど、今回の旅行の場合はまさにEurostar(ユーロスター)に乗るまでが旅行で、いやー大変だった。まず、Eurostar(ユーロスター)の発着駅を勘違いしてて。Eurostar(ユーロスター)の発着駅はBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)なんだけど、MがBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)とBruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)は同じ駅だと勘違いしてたんだよ。

私は違う駅だって知ってたんだけど、Mが勘違いしてるって気づかなかったから、2人でBruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)まで行っちゃって(でも当然Bruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)にはEurostar(ユーロスター)カウンターなんてないから、おかしいと思って歩いてるお姉さんを捉まえて訊いたら、Eurostar(ユーロスター)の発着駅はBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)よって教えられて。

そこから急いでBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)へ向かう途中、Mが「Bruxelles Central(ブリュッセル・セントラル)とBruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)は違う駅なんだねー」って、そこで初めてMが勘違いしてたことが発覚。時刻はすでに6時過ぎてました。私たちのEurostar(ユーロスター)の発車時刻は6時59分で、30分前にはチェックインしなきゃいけないから、かーなーりギリギリの時間。

でも私は何故か発車時刻を勝手に7時半くらいだと勘違いしてたから、その時点では全然慌ててなかったのね。逆にMが急いでるのを別にそんな急がなくても、なーんて思ってたんだ・け・ど。Mに1等席のチェックインは20分前までだから最悪それまでに着けば大丈夫だよって付けくわえられて、え?私たちの電車って何時発?ってチケットを確認したら6時59分発ってプリントされてて、ってことは…もしかしてこれってけっこうやばい?って、ようやく内心焦りはじめたんだよね(苦笑)

でもまぁ無事に30分以上前にチェックインカウンターの前に着いて、よかった、間に合ったってほっとしたのも束の間。チェックインカウンターがめっちゃくちゃ混んでて、スタッフが入場を制限してたんだよ。でもさ、普通ならここで電車の時刻が迫ってるのに、出国手続きも入国手続きもできないってなったらめちゃくちゃ焦るんだろうけど、私は全部の客の手続きが終わるまで電車は待ってくれる、なーんて日本人的に都合良く勘違いしてたから全然焦らなかったのね。

もちろん、ここは日本じゃないので実際は待ってなんかくれないから、ヨーロッパ旅行の際はぜひ余裕を持ってチェックインすることをお勧めします。結局間に合ったからよかったものの、私たちがEurostar(ユーロスター)の座席に座ったときは6時59分。まさに発車時刻。恐ろしい。あとでMに「Kaoloonが落ちついてくれててよかったよ。旅に慣れてない子だと、すっごく焦って逆切れする子もいるからねー」と言われ、まぁ逆切れはしないけど、平然としてたのは単に勘違いしてただけだとは、とても言えなかった私。お後がよろしいようで(え?どこが!?)。


◆ BI-TC Bruxelles International-Tourisme & Congres (ブリュッセル市観光局) ◆
http://www.brusselsinternational.be/wabxlint/splash.jsp (仏・蘭・英)


◆ Musees Royaux des Beaux-Arts de Belgique Art Ancien / Art Moderne (王立美術館) ◆
http://www.fine-arts-museum.be/ (仏・蘭・英)

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Antwerpen(アントワープ)から戻ってきた、芯から凍えきった私たちを待っていたのは相変わらずの極寒地獄。例えばさ、何にもしなくても『暑い』とか『寒い』だけで疲れるってのに、恐ろしく天候に恵まれない中、慣れない土地を1日歩きまわったら、どれだけ疲れるかって話だよ。

それなのにそんな疲労困憊した身体を休められるはずの部屋は氷のホテル。これでどうやったら寛げるのか教えてほしいよ。部屋に2つあるセントラル・ヒーティングのうち、1つはかろうじて機能したものの、それが広い10人部屋のどれほどの足しになるか。はっきり言って、ほとんど変わらなかったよ。しかも夜になったら元を切られるし。夜が寒いっていうのに、この仕打ち。ひどすぎるよ。

しかも肝心の私たちのベッドのすぐ上にあるセントラル・ヒーティングは壊れたまんまで、その上、そのセントラル・ヒーティングの上に大きな窓があるんだけど、この窓がまた何がどうなってこうなってんの!?ってくらいどうしようもない代物で。

こっちの建物って日本と違って、何にしても仕事がいい加減だから、建物の建てつけが悪いんだよ。特に古い建物だと透き間風がかーなーり入ってくるんだけど(Mの家も入ります。100年以上前のふっる~い家なんで)、でもこの窓は建てつけが悪いなんていうレベルじゃなかった。

どう考えても設計の段階でめちゃくちゃ計算間違ってるでしょ!?ってくらい窓の下にかなりの隙間が空いてるの。そこから外の凍った空気がぴゅうぴゅう入ってきて、窓を閉めてる意味がまったくない。最初あまりに風が入ってくるもんだから、ちゃんと窓が閉まってないのかと思ったくらい。でもちゃんと窓は閉まってて。じゃあこの冷たい風はどこから入ってくるんだろう?って、もはや隙間とは言えないくらいの広さのこの隙間を見つけたときは仰天したね。

そんなわけで、このままでは確実に風邪を引くと思って、この日は布団の上にコートやマフラー、ウールのジャケットを重ね、さらに首回りはバスタオルでガードして眠りました。気分はものすごい僻地に迷い込んだ可哀想な旅人(--;) 曲がりなりにもヨーロッパの国の首都にいるとはとても思えなかった。もう二度とこのホステルには泊まらないって誓ったよ。

でも、さすがにここまで頑張ったおかげで、幸い体調を崩すことなく3日目の朝も起きられたんだけど、天気はやっぱり回復しないどころか、ますます悪くなってて、もううんざり。結局最後まで天気が回復することはなかったよ。何かに祟られてたのか、験が悪かったのか。もしかして私の気持ちの問題!? まぁそうかもね。

それはともかく。この日も部屋に長居はできないので(というか、したくない)素早く準備を整え、Bruxelles Nord(ブリュッセル・ノード)から今度はBrugge(ブルージュ)行きのICに乗ったんだけど、週末料金で昨日のAntwerpen(アントワープ)より遠いのに、往復でたった13ユーロだったよ。Antwerpen(アントワープ)とあんまり変わんないって、週末料金って素晴らしい。

何でか知らないけど、こっちって割と週末料金が設定されてて、週末は交通費が安くなるの。Brussel / Bruxelles(ブリュッセル)の1日券でも、週末は通常1人分の料金で2人までOKとかね。なので、ヨーロッパを旅行するときは2の倍数で旅行するのがオススメ。

さてさてBrugge(ブルージュ)だけど、世界遺産に登録されてる中世以来時の流れを止めてしまった街で、ベルギーを旅行した人はみんなBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)は大したことないけど、Brugge(ブルージュ)はいいって口を揃えて言うから、私も行くのをとても楽しみにしてたんだけど、残念ながら今回頗る天候が悪かったのと個人的なことで、せっかくのこの街の良さをあんまり満喫できなかったよ。

ちょっとまぁ色々あって、街をのんびり眺める余裕が全然なかった。一応Brugge(ブルージュ)で待ち合わせた地元の友達にカメラを借りて街の写真は撮ったものの、今思えば別にわざわざカメラを借りることもなかったなぁ。だって実のところ、どこに行っても別に写真撮りたいなんて全然思わなかったもん。せっかくのBrugge(ブルージュ)なのに、ほんと勿体ない。なので、たぶん帰国する前にリベンジすると思う。帰国はちょうど夏だから日も長いし、今度こそBrugge(ブルージュ)を満喫するわ!!

とは言っても、少しは観光もしたよ。別にそんなに行きたくもなかった(おい!)Choco-Story, The Chocolate Museum(チョコレート博物館)とか、Heilig-Bloedbasiliek(聖血礼拝堂)とか。

Choco-Story, The Chocolate Museum(チョコレート博物館)ではチョコレートを作る工程のデモンストレーションをやってて、最後にできたてのチョコをくれたんだけど、実はここに来る前にカフェでチョコレートケーキを食べてたから、それほど欲しいとは思わなかったんだよね(^^;) 甘党の私だけど、実はチョコはそんなに得意ではなくて。好きなんだけど、たくさんは食べられないんだよ。アイスやケーキなら、際限なくイケるんだけどねー。

でもそのデモンストレーションのあと、チョコをもらうときにショコラティエのおじさん?おじいさん?に「どこから来たの?」って話しかけられて(このおじいさん、デモのとき英語とフランス語、オランダ語の3ヶ国語で説明してたんだけど、英語すらも碌に理解できませんでした…はっはっは。まぁ聞く気がなかったのもあるんだけどさ。友達は“僕は全部わかるけどね”と自慢してたけど、アンタが何ヶ国語もできるのはわかってるっちゅーの!!)、「日本」って答えたら、日本人がよく来るのか、それとも日本人が好きなのか知らないけど、何やらベラベラと話しだして(何言われたかもう忘れたけど)、最後にお辞儀をしてくれました。なかなか面白いショコラティエだったなぁ。

ちなみに、Choco-Story, The Chocolate Museum(チョコレート博物館)に行く前に入ったカフェのチョコレートケーキも美味しかったです。ロンドンと違って、見た目もすごく美味しそうで、もちろん味も二重丸。そのカフェには他にもたくさんのケーキがあってすっごく迷ったんだけど、でもここはベルギーなんだから、やっぱチョコレートでしょう!と最終的に普段はあまり食べないチョコレートケーキを敢えて選んだんだけど、正解だったよ。

こんな感じで私がカフェとChoco-Story, The Chocolate Museum(チョコレート博物館)に行ってる間、実はMは1人別行動をしてて。Christmas around the world(クリスマス・アラウンド・ザ・ワールド)っていう、フラワーアレンジメントのイベントに行ってたんだよね。最初は私もそのフラワーショーに付き合うつもりだったんだけど、Mに「初めて来たんだから観光してきたら?」って言われて観光することにしたの。

で、2時間後くらいにMarkt(マルクト広場)で落ち合って、今度は一緒にHeilig-Bloedbasiliek(聖血礼拝堂)に行ったんだけど、Heilig-Bloedbasiliek(聖血礼拝堂)はよかったよー。外観も内部もとっても綺麗で、自分のカメラがないことがほんっとーに残念だった。何で私のカメラ盗られちゃったんだろう?今回の旅行はほんととことんツイてなかったよ。何か私、悪いことした?

Heilig-Bloedbasiliek(聖血礼拝堂)のあとは、とにかく天気が悪いから(友達が言うには私たちがベルギーに来た2日目に降った雪がベルギーでの今年の初雪だったそう。サイテー)あんまり遠くに行きたくなくて、とりあえずすぐ近くのStadhuis(市庁舎)に入るかってんで入ったんだけど、美術か歴史の教科書で見た絵があって、意外に楽しめたよ。

で、それから寒さで身体が限界だったので、暖をとるために友達の案内で地元の人たちが行くパブへ。そこでクランベリービールを飲んだんだけど、美味しかったよー。個人的にはチェリービールの方が好きだけど、クランベリーもなかなかだった。そして、そのクランベリービールにはチーズが、友達が頼んだお酒には(何頼んだかわかんないので)日本で言うおせんべいみたいなのが付いてきて、カフェだけじゃなくパブでもドリンクを頼むとおつまみが出てくるベルギーってほんとに素晴らしいよね。これもまた日本もぜひぜひ見習いましょう(笑)

だけど、ここでMの体調が急激に悪化してきて(明らかに天候のせい)、Mは一足先にBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)へ戻ることになったんだよね。私も最初は一緒に戻ろうかと思ったんだけど、Mが「せっかく来たんだから、もう少し案内してもらえば?」って言ったのと、ちょっと思うところがあって残ることに。もちろん観光のために、ではないです。

だってMを見送ったあと、お店が閉まりはじめるまでBrugge(ブルージュ)の街をぐーるぐーるぐーるぐーる歩きまわったけど、ただ歩きまわっただけだもん。観光も何もあったもんじゃないよ。写真も撮ったは撮ったけど、2,3枚、申し訳程度に撮っただけだし。自分のカメラがなかったってこともあったけど、1人の方がよっぽど楽しめたよ。って、それを言っちゃあおしまいよ。

結局、すごく美味しいから絶対食べようね!!ってBrugge(ブルージュ)に行く前にMと言ってた、ベルギー名物のマヨネーズをつけて食べるポテトも、すでにお店が閉まってて食べられなかったし、ほんと何しに来たんだか。ワッフルだってもう1回くらい食べたかったのに、それも達成できず…。こんなに酷い旅行って初めてだよ。こんなに何もかもがダメダメなんてさ。でもそれもまぁ終わってしまえば思い出か。って、こんな思い出要らないっつーの。

帰りは友達が駅のホームまで送ってくれたので(たぶん送ってくれるだろうとは思ってたけど、もし送ってくれなかったら、ちょっと自力でBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)まで帰りつく自信がなかったので、ほっとしたよ)、迷うことなくBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)行きの電車に乗れ、Bruxelles Nord(ブリュッセル・ノード)からはもう道は覚えてるからね。峠の我が家ならぬ、氷のホステルへと無事に?帰りつきました。


◆ In&Uit Brugge (ブルージュ市観光局) ◆
http://www.brugge.be/ (蘭・仏・独・英)


◆ Christmas around the world (クリスマス・アラウンド・ザ・ワールド) ◆
http://www.happenings.be/happenings/EN/brugge/home.php (蘭・仏・独・英)


◆ Choco-Story, The Chocolate Museum (チョコレート博物館) ◆
http://www.choco-story.be/ (蘭・仏・独・英・西)


◆ Heilig-Bloedbasiliek (聖血礼拝堂) ◆
http://www.holyblood.org (蘭・仏・独・英・西)


◆ Stadhuis (市庁舎) ◆
http://www.belgiumview.com/belgiumview/tl1/view0001218.php4 (オランダ語)

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ロンドンを出発したときは割と暖かかったのに、ベルギーに着いてからどんどん寒くなって、初日の観光を終えてホステルに戻ってきたときには、風も出てきて、ますます天候は悪化。だけど、冷え切った身体を早く部屋で暖めたい…!!ってホステルに駆け込んだ私たちを待ってたのは、外とほとんど変わりないんじゃないかってくらい、恐ろしく冷え込んだ、氷のように寒い部屋。

え?何これ。何でこんなに寒いの!?ってセントラル・ヒーティングを確認したら、信じられないことにこの季節、この寒さで点いてない…!! 何ですか、これは。こっちの人は雪が降るくらいの気温でも暖房がなくて平気なんですか。思わず気が遠くなりながらも、急いでセントラル・ヒーティング点けたものの、待てど暮らせど一向に暖かくならない。

もしや元を切ってるのか!?って、Mがフロントに部屋が寒いって言いに行ったんだけど、シャワーの方でお湯を優先的に使ってるから、それが終わればそのうち暖かくなるだろうって言われて、仕方なく、その言葉を信じて、でも寒くてたまらないから、さっさと布団に入って寝ることにしたのね。だって、それしか暖を取る方法がないんだもん。どんな僻地に行ったんだよって感じだよね。

幸い、布団はちゃんとしてたので、寝てる間にかなり暖かくなってぐっすり眠れたのはいいんだけど、次の朝起きたときも、暖かくなってるはずの部屋は相変わらず冷え切ったままで。本来リラックスできるはずの部屋は極寒だよ。しかも、Mが“もしかして雪降ってる?”って訊くもんで、カーテンを引いて窓の外を見てみたら…Mの言うとおり!! しんしんと白い雪が降ってるじゃん!! 起きてすぐに私が見たときは雨だったから油断してたら、いつの間にか雪に変わってた…最低…。

それなのに暖房なし。信じられる?もうほんと今すぐロンドンの暖かい我が家へ帰りたかったね。同じ部屋の他の国の子もみんな寒い寒いって言ってて、当たり前だよ。雪降ってんのに暖房ないんだもん。どんな試練だよ。このホステル、すごく綺麗で設備も充実してるけど、冬は絶対泊まらない方がいいです。凍死するよ。夏なら問題なし。

そんなわけで、できるだけ早く準備して部屋を飛び出し、ラウンジで身体を暖めたあと(ラウンジは暖かい)、2日目はモードの発信地、Antwerpen(アントワープ)へ。Antwerpen(アントワープ)はBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)から電車で40分で、料金は往復12.6ユーロ。日本円にしたら1,500円ちょいくらい?安いよね。

ホステルの近くのBruxelles Nord(ブリュッセル・ノード)から乗ったんだけど、電車に乗る前に朝食に駅前のスーパーでレーズン・クロワッサンとチョコレート・クロワッサンを購入。チョコレート・クロワッサンはちょうどお兄さんが焼きたてを運んできたのを買ったから、サクサクしてて暖かくでめちゃ美味しかった♪ やっぱりベルギーに来たんだから、とりあえずチョコでしょう!って、とにかく何でもチョコ系を食べてたんだけど、ほんとにどれも美味しかったよ。

Antwerpen(アントワープ)に着いたときは、雪は降ってなかったんだけど、強風というか暴風で死にそうだったよ。観光名所は駅から徒歩30分くらいの旧市街に固まってて、最初は寒いから旧市街までバスで行くつもりだったんだけど、バス停がわかんなくてさ。結局、寒風吹きすさぶ中を延々歩きました。距離的にはそんなに大したことなかったんだけど、とにかく風。風がひどくて、手は冷たいわ耳は痛いわ鼻は出てくるわでほんと辛かった。

ベルギーに行って思ったんだけど、ベルギーって色々とわかりにくすぎ…!! 交通機関の表示や観光名所の案内がなさすぎで、どっちに行っていいか全然わかんないし、そもそも英語の表記もないしね。オランダ語かフランス語。どっちもわからんっちゅーねん!! 観光客に不親切すぎだよ。今時世界共通語の英語の表示がないってびっくり。そう考えると、ロンドンってすごくちゃんとしてるよね。至るところに案内があるし、交通機関の表示もわかりやすい。今まで散々ロンドンの文句を言ってきて、ごめんって感じだよ(笑)

それはともかく、Antwerpen(アントワープ)と言えば「フランダースの犬」。というわけで、まずはネロが最後にルーベンスの絵を見て昇天したOnze Lieve Vrouwe Kathedraal(ノートルダム大聖堂)へ。Onze Lieve Vrouwe Kathedraal(ノートルダム大聖堂)は教会自体もとても素晴らしかった上に、教会中にルーベンスの絵が所狭しと飾られてて、凄く見応えがあったよ。だからカメラがなかったのが本当に残念だった。代わりにMがいっぱい撮ってて、私もあとでその写真をもらうつもりだけど、やっぱり自分でも撮りたかったなぁ。関係ないけど、教会の片隅で巨大なクリスマス・リースを何人かで作ってて、一体どこに飾るんだろうってちょっと気になった(笑)

ガイドブックにOnze Lieve Vrouwe Kathedraal(ノートルダム大聖堂)の近くにネロとパトラッシュの銅像があるって書いてあったので、Onze Lieve Vrouwe Kathedraal(ノートルダム大聖堂)を見学したあとに、周辺をかなり探し回ったんだけど全然見つからなくって、最終的にようやく見つけたのがネロとパトラッシュの単なる記念碑。

でももしかして以前はこの上に銅像があって、今は撤去されてるのかもしれないと思い、真相を確かめるべく近くの土産物屋のお姉さんに訊いてみたら、何とネロとパトラッシュの銅像はここじゃなくて、〇番(何番か忘れた)のトラムの終点にあるって教えてくれて、えー! ここじゃないの!?って愕然。で、ガイドブックをよくよく見たら、確かにホーボーケンっていう小さな町の観光案内所の前にあるって書いてあった。教会周辺にあるのは記念碑だけ。紛らわしいっちゅーねん!!

それにしても何でそんなところに銅像建てたんだろうね。Mとも言ってたんだけど、別にOnze Lieve Vrouwe Kathedraal(ノートルダム大聖堂)の近くでいいじゃん。というか、そっちの方が観光客にとっては親切だよ。よっぽど「フランダースの犬」が好きならホーボーケンまで行くかもしれないけど、市街地から1時間弱ってかなり面倒くさいよね。

ってなわけで、ネロとパトラッシュの銅像はあっさりと諦め、冷え切った身体を暖めるためにカフェに入って、ベルギー名物のワッフルを食べました。ホイップクリームと、たっぷりのチョコレートソースをかけた、さくさくのワッフルはめちゃくちゃ美味しかったよ。それとベルギーって飲み物を頼むと、必ずお茶菓子が付いてくるの。すごくない?チョコレートとかマドレーヌとか。ちなみにこのときはチョコレートで、次の日Brugge(ブルージュ)でカフェに入ったときはマドレーヌだった♪ 日本もこういうのはぜひぜひ見習ってほしいよね。

外があまりに寒いから、できることならカフェから出たくなかったんだけど、せっかくAntwerpen(アントワープ)まで来て、見たのがOnze Lieve Vrouwe Kathedraal(ノートルダム大聖堂)だけってのもあれなんで、気力を奮い立たせてRubenshuis(ルーベンスの家)へ。

正直なところ、誰それの家ってあんまり大したことがないのが多いから、そんなに期待してなかったんだけど、実際に行ってみたら、かなりよかったです。家自体もすごく豪華で広かったし、絵や彫刻がたくさん飾ってあって(もちろんルーベンスの。彫刻は彼の作品か知らないけど)けっこう見所満載だった。庭も広くて、ただ、今は冬だったから花も咲いてなくて淋しい感じだったけど、夏に行けば相当綺麗なんじゃないかな。

Antwerpen(アントワープ)はファッションの街としてもとても有名だから、Rubenshuis(ルーベンスの家)を見たあとは、寒さ対策も兼ねてウィンドウ・ショッピングを楽しみ、駅近くのレストランで夕食を食べてからBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)へと戻りました。ちなみに夕食で飲んだチェリービールも美味しかった♪


◆ Toerisme Antwerpen (アントワープ観光局) ◆
http://www.antwerpen.be/ (蘭・仏・英・独)


◆ Onze Lieve Vrouwe Kathedraal (ノートルダム大聖堂) ◆
http://www.dekathedraal.be/ (蘭・仏・英・独)


Rubenshuis (ルーベンスの家)
http://museum.antwerpen.be/rubenshuis/ (蘭・英)

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待ち合わせはSt. Pancras(セント・パンクラス)のEurostar(ユーロスター)チェックインカウンターの前に30分前。でもMが一応40分前くらいには行くってことだったんで、私もそれくらいに着くように行ったんだけど、私が着いたらすでにMが待っていて。M曰く、自分がチケットを持っているから、もし自分が遅刻したら、私まで行けなくなるから絶対に遅刻できないって頑張ったらしい。

そのまますぐにチェックインして、流れでホームまでストレートに上がっちゃったんだけど、実はこれが大失敗。前回のブログでも書いたけど、私、朝の準備に何故かひっじょーに手間取ったので、朝食を食べる時間がなかったんだよね。だから電車の中で食べようと思って、買ってあったマフィンを取り急ぎバッグの中に突っ込んできたんだけど、飲み物は駅で買うつもりだったの。

本当はホームに上がる前に水を買おうと思ってたんだけど、ホームまで上がっちゃって。でもまぁ荷物を置いて、また下に降りればいいかって軽く考えてたら!! 一旦ホームに上がったら、もうお店がある下のフロアには降りられないことが判明。下に降りるエスカレーターがないなぁなんてちょっと嫌な予感に苛まれながら、ホームをうろうろしてたら、“どうしたの?”って駅員のお姉さんに話しかけられて、下に降りたいんだって言ったら、もう下には降りられないって言われてさ。

ま じ で す か。まぁ2時間半くらい水を飲まなくても別に死にはしないんだけど、やっぱり咽喉は乾くし、マフィンってもこもこしてるから飲み物がないとはっきり言って食べにくい。Mが自分のを飲んでいいよって言ってくれたので、それを飲ませてもらったんだけど、もしEurostar(ユーロスター)に乗る際は、何か買いたいものがあるのなら、ホームに上がる前に調達しないとダメ。

行きのEurostar(ユーロスター)はけっこう車内がガラガラで、しかもBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)までノンストップだったから、かなり快適でした。途中で私たちの席が進行方向と逆向きだったから座席を替えたし。いつも不思議に思うんだけど、ヨーロッパって平気で座席を逆向きに設置するよね。私は平気だけど(かと言って快適ではない)、乗り物酔いする人はけっこうキツいよね。日本みたいに回転する座席にすればいいのに。って、そういうことを思いつかないのがヨーロピアンなんだよねー。

Bruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)に着いたあとは、とりあえず荷物を置きにホステルへ。Tram(トラム)に乗ってde Brouckère(ごめん。何て読むかわかりません)で降りて、徒歩10分くらいだったかな。Mが駅から近いって言ってたから、歩いてすぐかと思ったら意外に遠かった(笑) 

ホステルのチェックインは通常4時~なんだけど、もしチェックインできなくても荷物だけ置かせてもらおうと思ってたら、あっさりチェックインできたので、部屋で(10人部屋。しかも男女ミックス)少し休んだあと、ホステル周辺のお店とかをチェックしがてら、歩いてGrand-Place(グラン・プラス)へ向かったんだけど、やたら工事してるのってロンドンだけかと思ったら、Brussel / Bruxelles(ブリュッセル)も割と色んなとこを工事しててさ。

何?今はヨーロッパ中工事してるわけ?ロンドンが工事してるのはすべて4年後のオリンピックのためだけど、Brussel / Bruxelles(ブリュッセル)もそれに便乗してって?まさかね。いや、そのまさかだったり?何でもいいけど、ブーツが汚れるし、歩きにくいし、すげー迷惑だったよ。

ところでGrand-Place(グラン・プラス)は、世界遺産に登録されてる、かのヴィクトル・ユーゴーも「世界で最も美しい広場」って讃えた広場で、とは言え、私は「世界で最も美しい」とまでは思わなかったけど、でもすごく素晴らしかった。天気があまりよくなかったのがホント残念。あと広場に工事用のトラックが停まってて、せっかくの景観が台無しだった。
ぐるりと360度、色んな角度からGrand-Place(グラン・プラス)の写真を撮りまくったけど、そのトラックが気になって気になって。ほんと何処かにずらしてくれないかなって思ったよ。

そのあとは、Grand-Place(グラン・プラス)の市庁舎の左にある「星の家」の壁に、触ると幸福になれるって昔から言い伝えられている「セルクラースの像」に向かったら(というより、人がたくさん集まってたら何だろうって近づいたら「セルクラースの像」だったんだよね)、何のグループかは知らないけど、少し前にGrand-Place(グラン・プラス)でやたら騒いでた数人の男たちに捉まり、何故か一緒に写真を何枚も撮らされ。Mなんてそのうちの1人に、彼らが被ってる帽子を被らされて写真撮ったからね(笑)

彼ら、もうかなりベロベロに酔ってて、写真を撮りながら英語でセルクラースについてベラベラと説明してくれてたんだけど、呂律が回ってないもんだから何言ってるのかさっぱりわかんなかった。まぁそもそもこっちも彼らの話を真剣に聴こうという気はなかったけど(笑) で、写真を撮るだけ撮ったら、“Welcome Belgium!!(ベルギーへようこそ!!)”とか何とか言いながら、また陽気に去っていきました。

ちなみに、セルクラースというのは、ある嵐の晩に「星の家」に片手でよじ登って、王位を簒奪しようと企んでいたフランドル伯の旗を、正当な後継者であるブラバン公の旗に取り替えてしまったという14世紀のブリュッセルの英雄だそうです。片手でよじ登ったから、腕を触ると幸福になるらしいんだけど、どうもガイドブックによって触る場所が違うみたいね。私は腕と体をベタベタと触ってきたけど。

「セルクラースの像」を見たあとはGaleries St-Hubert(ガルリ・サンチュベール)を冷やかして、かの有名なManneken-Pis(小便小僧)を見に行こうとしたら、Grand-Place(グラン・プラス)で写真を撮りまくってたときに、私とMの写真を撮ってくれた日本人バックパッカーにまたバッタリと会って、一緒に行くことに。彼は半年?10ヶ月だったかな?かけて世界一周してる途中で、ベルギーには3日滞在する予定で、そのあとはロンドンに行こうかなって言ってた。

彼とは話が弾んで、Manneken-Pis(小便小僧)を見たあとはJeanneke Pis(小便少女)もあるってことで、また一緒に見に行き、さらには夕食も一緒に食べた(笑) でもManneken-Pis(小便小僧)は簡単に見つかったのに、Jeanneke Pis(小便少女)はかなり奥まった小さな路地に、しかもぽつんとあって、見つけるのに相当苦労したよ。それにManneken-Pis(小便小僧)は洋服着てるのに、Jeanneke Pis(小便少女)は洋服どころか鉄格子で囲われてて、あまりの待遇の違いに3人ともびっくり。ガイドブックによると、Jeanneke Pis(小便少女)はリアルすぎてあまり評判がよくないそうだけど、それにしても酷い。

で、ここで私とMがすっごくお腹が減ったので、ちょっと早かったけど(確か5時すぎ?)、夕食を食べることにしたんだよね。ホテルに着いたときに、今日の夕食を豪華にいこうって決めてたから、お昼も碌に食べてなかったので、さすがに空腹が限界にきてさ(笑) Mが「ここ、よさそうだよ」ってガイドブックに載ってた、ブリュッセルの食べ物横丁「l'Ilot Sacré」(イロ・サクレ地区)にある、名物のムール貝専門店のChez Léon(シェ・レオン)に行ってきました。

ムール貝のコース1人前とオイスター9個(1人3個ずつ)、海老クリームコロッケ?を3人でシェアしたんだけど、ムール貝のコースは、ビール1杯と魚介サラダ、深底鍋に山盛りのムール貝のスープが付いてる、かなりなボリュームなので、それを3人でシェアしても十分お腹いっぱいになったよ。コロッケも牡蠣も大きかったしね。ロンドンに来てからシーフードはほとんど食べてないから(というか、食べられない)、久しぶりの魚介はほんと美味しかったなー。

でもね、実はそれより何より、コースに付いてたビールがものすっっごく美味しかった!! 何度も言ってるけど、私、ビールは苦いから好きじゃないのね。でも生まれて初めてビールを飲んで美味しいって思った。ロンドンに来て、大分ビールには慣れたけど、それでも美味しいって思うことはなかったのに、一口飲んだ瞬間、うわ! これ美味しい!!って。他の2人も美味しいって言ってたし、さすがベルギービール。

何ていうか、ビール独特のあの苦さがないんだよね。かと言って、別に甘いわけではなく、ちゃんとビールなんだけど、とにかく飲みやすくて美味しいの。これだったら何杯でもいけるって思ったね。3人とも当然のように2杯目頼んだし(笑) ビールが苦手な人ってけっこう多いけど、そういう人は断然ベルギービールがお勧め。も、ぐいぐいイケちゃいます(笑) 日本のビールは苦すぎだね。何であんな苦いんだろ。

さて、お腹が膨れて満足したあとは、腹ごなしってわけじゃないけど、延々歩いてCathedrale S.S. Michel et Gudule(サン・ミッシェル大聖堂)とPalais Royal(王宮)へ。この時点でもうかなり冷え込んできて、さらには風も吹いてきたってのに、結局また延々歩いてホステルまで戻ったよ…。寒いし、さすがに歩きすぎで足痛いしで、ホステルに戻ったら、ゆっくり休みたいって思ってたんだ・け・ど。

私たちのホステルは朝食が付いてないから、次の日の朝食を買うために、また外に出たんだよねー。だけどさ、今から思えばホステルから出なきゃよかったよ。別に朝食なんて、次の日の朝買えばいいじゃんね。イギリスと違ってベルギーってお店が閉まるのが早いし(ロンドンだとスーパーはどこも大体10時とか11時まで開いてるっていうのに(24時間営業のお店だってたくさんあるし)、曲がりなりにもBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)だって首都のくせして、8時くらいでもうどこの店も真っ暗なんだよ。ありえなくない?)、何よりこのとき出かけさえしなければ…!!

だから結局、翌日の朝食は買えなくてスーパーまで行って戻ってきただけなんだけど、そのスーパーからホステルへ戻る道で、もうほんとめちゃくちゃ最低最悪な出来事が。Mと2人で喋りながら並んで歩道を歩いてたんだけど、何時からいたのか全く気づかなかったんだけど、いつの間にか私たちのすぐ後ろに男がいて。そいつが私のカメラをスったんだよ。

私さ、カメラをカバンの中に仕舞ったつもりで、まだ写真を撮るかもと思いなおしてコートのポケットに入れてたんだよね。でも、そのことをすっかり忘れて、カバンに仕舞ったもんだと思い込んでたの。ロンドンはまだ比較的安全だけど、他のヨーロッパの国はスリが多いから、スリにはすごく気をつけてて、だからカバンについては常にしっかりガードしてたのね。でもカメラもカバンの中に入れてると思い込んでるもんだから、コートのポケットについてはノーガードで。カメラをスられことにも全く気がつかなかった。

最初にMがその男に気づいたんだけど、Mが気がついたとき、ソイツはちょうど私たちの間に手を伸ばしてて、その時点ですでに私のカメラをスってたんだけど、Mは自分のカバンが狙われたと思ったのね。私はカメラをカバンの中に入れてると思い込んでるし、男が手を伸ばした先には確かにMのカバンがあったから、私たち2人ともてっきりMのカバンから財布をスろうとして失敗したんだと思ったの。

でもね、私、実はMが気づく直前、腰の辺りに何か違和感を感じたんだよね。きっと、いや絶対そのときにスられたんだけど、結局カメラはカバンの中に入れてるって思いこんでたから、その違和感を確認しなかったんだよね。で、そのまま間抜けにもその男を見送ってしまい、ホステルに戻ってカメラを充電しようとして初めて、カメラがないことに気づいたの。もう最低最悪だよ。旅行保険に入ってるからカメラの代金は戻ってくるけど、そういう問題じゃない。

せっかく旅行に来たのに、まったく写真が撮れないってめちゃくちゃショックだよ。しかも初日にたくさん撮った写真も全部パーだし。ほんとに酷い。私の思い出返してよ。みんなもスリには十分に気をつけてください。私は今後二度とポケットに何かを入れるのは止めるよ。カメラは首から下げる。ほんと、今回のことで懲りたよ。


◆ BI-TC Bruxelles International-Tourisme & Congres (ブリュッセル市観光局) ◆
http://www.brusselsinternational.be/wabxlint/splash.jsp (仏・蘭・英)


◆ 2GO4 Quality Hostel (トゥー・ゴー・フォー・クオリティ・ホステル) ◆
http://www.2go4.be/ (英語)

<< Check-in Time (チェックイン) >>
From 4.00 pm (午後4時~)

<< Check-out Time (チェックアウト) >>
たぶん午前11時。私は10時って聴こえたんだけど、Mは11時って聴こえて、結局間を取って10時半くらいにチェックアウトしたんだけど、全然大丈夫だった。だから、もし10時だったとしても、ここ、そんなに厳密じゃないから平気です。

<< How to get there (行き方) >>
http://www.2go4.be/quality/en/directions.htm (英語)


◆ Chez Léon (シェ・レオン) ◆
http://www.chezleon.be/index.asp?intro (蘭・仏・英)

<< Opening Times (営業時間) >>
open 365 days a year non-stop (年中無休)

Sunday to Thursday (日~木) : 11:30 - 23:00
Friday & Saturday (金・土) : 11:30 - 23:30

<< How to get there (行き方) >>
http://uk.chezleon.be/index.asp?ID=550 (蘭・仏・英)

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ベルギーに行ってきました。友達がいるし、美食の国だし、首都のBrussel / Bruxelles(ブリュッセル)はともかく、Brugge(ブルージュ)はいいって、ベルギーに行った人みんなが勧めるので、いつか絶対に行きたいと思ってたんだよね。しかもロンドンからだとEurostar(ユーロスター)で簡単に行けるしね。

でも私は1人旅ができないので(さみしんぼなんだよ)、いくら友達がいるとは言え、どうしようかなーってずっと迷ってたんだよね。そしたら親友のMがBrugge(ブルージュ)で開かれるクリスマスのフラワー・ショーを見るためにベルギーに行くってんで、これ幸いと便乗させてもらいました(笑)

11月20日(木)~23日(日)の3泊4日で、行きが午前8時25分 St. Pancras(セント・パンクラス)発、午前11時50分 Bruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)着。片道29.5ポンドなり。で、帰りが午後6時59分 Bruxelles Midi(ブリュッセル・ミディ)発、午後8時27分 St. Pancras(セント・パンクラス)着。こっちは64.5ポンド。往復で94ポンドで、日本円にしたら今だと14,500円くらい?まぁ悪くないよね。

宿は1泊20ユーロのユースホステルに泊まったし、日本から何十万もかけて行くことを考えたら、信じられないくらい安く行けちゃうんだから、同じヨーロッパにいるってやっぱり素晴らしい。ほんとロンドンにいる間に色々行っておかないと勿体ない。

とりあえず1ヶ月ちょっと前にホステルとEurostar(ユーロスター)をさっさと予約して、友達にベルギーに行くことを伝え、あとはキャリーケースだよ。私、小旅行用のキャリーケースって持ってなくてさ。たかだか3泊4日の旅行に日本から持ってきたスーツケースなんか持っていきたくないし、まぁ新たに買ってもいいんだけど、ここで買ったら、それをまた日本に持って帰らなきゃいけないのが面倒でさ。私、あんまりたくさん荷物を抱えて移動するの嫌なんだよ。

なので、誰かから借りようと思ってEちゃんに訊いてみたら、Eちゃんはバックパックなら持ってるってことで、バックパックだと背負わなきゃいけないから、ちょっとなぁ…なんて思ってたら、Yさんがキャリーケースを持ってたので、Yさんのを借りました。Yさんとは学校が一緒だから、借りるのも返すのも楽だしね。Eちゃんとは家は割と近いんだけど、学校が違うし、授業の時間帯も違うから簡単に会うってわけにはいかなくてさ。

しかもYさんのキャリーケースは3泊4日にぴったりの大きさで、Yさんはちょっと大きいよね、なんて言ってたけど、詰めてみたら、冬だから服もかさばるし、化粧品やシャンプー・コンディショナーがけっこう場所を取って(旅行用のなんて持ってないから、いつも使ってるサイズのを持ってったので)、あれより小さいキャリーケースだったら、入りきらなかったよ。

前日に詰めはじめたんだけど、化粧品とかは朝も使うから、忘れものがないように早めに起きて準備しようと、Eurostar(ユーロスター)の出発時間が8時25分で、30分前にはチェックインしなきゃいけないから、7時50分くらいにSt. Pancras(セント・パンクラス)に着くためには家を1時間前には出なきゃいけない。たぶん、1時間もかかんないだろうけど、最初はバスで行くつもりだったから、時間が読めなくて早めに出ようと思ったんだよね。

でも結局Tube(チューブ=地下鉄)で行ったんだけど。時間を逆算していって、5時に起きたんだけど、全っ然間に合わなかった。何であんなに時間がかかったんだろ。朝食も食べられなかったのに。本当は6時30分に家を出ようと思ったんだけど、何だかんだで7時15分くらいに。

とてもじゃないけど、もうバスで行くには危険すぎるからTube(チューブ=地下鉄)で行くしかなかったんだけど、最初は最寄駅から1本でSt. Pancras(セント・パンクラス)まで行けないと思ってたから、どうしよう、1本で行けるラインまでバスで行こうか、でも間に合うかなって、かーなーり焦ってさ。だけど焦りながらも、もう1回よくよくTube Map(チューブ・マップ)を見たら、最寄駅から1本でSt. Pancras(セント・パンクラス)まで行けるじゃん!!

よかったーってめちゃくちゃほっとして、速効駅に駆け込んだよ。無事にSt. Pancras(セント・パンクラス)に着いたときは7時45~50分くらいだったかな。地下鉄でようやく当初の予定どおりだよ。バスだったら、絶対間に合わなかったね。それにしても、やっぱり私のうちのエリアってめっちゃ便利。バスがダメなら即地下鉄ってちゃんと代替手段があるところが素晴らしい。ここから引っ越せないよ、ほんと。


◆ ベルギー・フランダース政府観光局 ◆
http://www.visitflanders.jp/ (日本語)


◆ ベルギー観光局ワロン・ブリュッセル ◆
http://www.belgium-travel.jp/ (日本語)


◆ Eurostar (ユーロスター公式HP) ◆
http://www.eurostar.com/ (英語)


◆Hostels.com (ホステルズ・ドット・コム) ◆
http://www.hostels.com/ (英語)

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世界1周バイヤーにクリックして下さった方、ありがとうございました。残念ながら、今回は1次審査にはパスしなかったけど、またこういう機会があったら、チャレンジしようと思います!
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